【合格後】ワインエキスパートになった後は何をする?副業・勉強を紹介!

W.E.講座
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ソムリエと違い、ワインエキスパートは直接ワインを仕事にするわけではありません。

そのため、「資格を取ったはいいけど何をすれば良いかわからない」という人も多いです。

しかし特に何もせずにワインを飲むだけの生活では、せっかく勉強した知識はみるみる失われます。

コットン
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私も資格を取った後数か月何もせず、テイスティングの語彙が半減したよ・・・。

そこで今回は、ワインエキスパートを取得した後に、知識・収入を増やすためにできることをご紹介します。

気軽にできることから本腰を入れて動く必要があることまでご紹介しますので、本記事を読めば資格取得後の燃え尽き症候群を防ぐことができますよ。

ワインエキスパートを取った後も継続が重要

私の実体験ですが、ワインエキスパートを取得して数ヶ月なにもしないと驚くほど知識が抜けていきます。

原産地呼称のような細かな部分はもちろん、友人に軽く説明するだけでも言葉に詰まるようになりました。

テイスティング能力も大幅に下がり、香りの取り方や酸味・度数の取り方、コメントもうまくできなくなります。

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また、そもそもワインエキスパートはワインの全体像の把握に特化した資格であると言えます。

そのため、資格取得時だとブドウ品種はせいぜい20~30種飲んだことがあるくらいのレベルではないでしょうか?

「ワインの法律はわかるけど、品種の特徴は本で読んだくらいしか知らない」だと、もったいないですよね?

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資格取得後も学びを続けることで、どんどんワインが楽しくなるよ!

楽しみつつ継続するために、オススメの副業・勉強・イベントをご紹介します。

ワイン関連の副業を始める

知識をアウトプットすることは、インプットすること以上に学びになることも多いです。

そのため、資格取得を機にワイン関連の仕事を始める人もたくさんいます。

しかし本業とするにはハードルが高いうえ、飲食店で採用確率が上がる・月収が少し上がる、程度なのであまりインパクトがありません。

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そこで、オススメなのは知識をアウトプットする副業を始めること!

これなら資格取得後すぐに始めることができ、本業の収入に加えてワインエキスパートの収入を得ることができます。

副業禁止の会社であっても、確定申告さえうまくやれば会社にバレずに始められますし、万が一バレても立場が不利になることはありません。

詳しくは割愛しますので、興味があればリベラルアーツ大学などの専門サイトを調べてみてくださいね。

ここではおすすめの副業を2つご紹介します。

ワイン検定の講師

最も王道なのは、ワイン検定の講師を行うこと。

ワインエキスパートを取得してしばらく経つと、ソムリエ協会から「ワイン検定の講師をやってみませんか?」というお誘いメールが来ます。

メールに従い認定講師セミナーを受講すれば、晴れてワイン検定講師資格が得られます。

>ソムリエ協会の公式サイトはこちら。

ワイン検定講師のメリット・デメリットを見てみましょう。

ワイン検定講師のメリット

  • ソムリエ協会のサポートが手厚い
  • 職級者向けの内容から始められる
  • 集客がうまくいけばそれなりの収益が狙える

前述したように、ワイン検定講師を行う場合、ソムリエ協会の案内や講師向けセミナーを受けながら進行します。

やり方や当日使用するテキストまで、ソムリエ協会が全て準備してくれるので初めてでも安心。

さらに最初はブロンズクラスの講師から始めれば、ワインエキスパートからすれば非常に簡単な内容なので質問が来ても安心です。

また「受験者一人につき○○円」のような形で報酬を受け取れるため、まとまった人数を集客できればかなりの報酬を得ることができますよ。

ワイン検定講師のデメリット

検定講師にはデメリットもあります。

  • 集客力が無いと受講者が集まらない
  • 講演場所の使用料が高いと赤字になることもある
  • 拘束時間が長い

ワイン検定は協会報酬から得ることができますが、報酬=利益ではないので注意が必要。

協会から得られる報酬の-経費=利益」となります。

経費には講義に使用する会議室のレンタル料などが該当しますが、特に都市部だとかなりの金額になります。

数人のためだけに開催するとむしろマイナスになるので、大人数を集客する必要があります。

日頃からSNSで発信をしているなど、ある程度集客力のある人向けの副業と言えるでしょう。

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検定講師だけで食べていくのはほぼ無理!(笑)

また、検定は半日の講義と確認テストを実施します。

確認テストの採点や事務処理も講師が行うため、目に見えない部分でそれなりに時間がかかります。

ある程度時間に余裕がある場合に、講師を視野に入れてみると良いでしょう。

My Wine Club

ワイン関連のブログ、ライター

当サイトもこれに該当しますが、ワインに関する記事を書いて報酬を得るという方法があります。

報酬を得る方法には大きく下記の2種類。

  1. 記事に広告を表示し、読者のスマホに表示されたら報酬が得られるもの
  2. ワインやサービスを紹介し、読者が購入してくれたら一部を紹介料として得るもの。

また、ウェブライターとしてクラウドワークスなどのサイトに登録しておいてワイン関連の記事を執筆し、1文字○○円のような形で報酬を得る方法もあります。

ワインブロガー、ライターのメリット

  • 知識のインプットとアウトプットを同時に行って学習できる
  • 収益が青天井で伸びる可能性がある
  • (ブロガーの場合)自分のペースで仕事ができる

ブロガーやライターに求められるのは、難しいことを簡単にかみ砕いて解説する技術。

自分の知識が間違っていないか文献を調べつつ、わかりやすいように噛み砕いて説明する必要があるのでかなり勉強になりますよ!

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私もブログを開設してから一気に知識が増えました!

さらに人気ブログになれば収益もどんどん伸びていくため、月100万円以上を稼ぐブロガーさんもたくさんいます。

また、ブログに限れば完全に自分のペースで仕事ができるため、本業の合間などでも気軽に記事を執筆することができます。

>ブログを始める場合はこちら(Conoha WING)で始めるのが簡単です。

ワインブロガー・ライターのデメリット

  • 収益化に時間がかかる

ブログやライターのデメリットは基本的にはひとつ、収益化に時間がかかることです。

実はブログを開設しても、最初はほとんど誰も読んでくれません。

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当サイトも最初の1ヶ月は計14回しか読まれなかった…‼(笑)

この中で広告を見てくれる人、さらには商品を買ってくれる人など、ほとんど期待できません。

例えば、記事を読んでくれた人のうち5%が広告をクリックしてくれ、そのなかのさらに5%が実際に商品を購入してくれると仮定し、報酬が発生するまでの読者数を計算してみましょう。

1/20(クリック率)×1/20(購入率)=1/400

⇒読者400人あたり1件購入してもらえる

クリック率や購入率は、実際には5%よりもっと低いため、実際には500~1,000人に読んでもらって初めて収益が発生する程度です。

そのため、真面目に記事を書き続けたとしても、半年前後は収益ゼロを覚悟する必要があります。

最初は自身の勉強のためと割り切って活動できると良いでしょう。

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だいたい1~2年真面目にやっていれば、ある程度の収益になるよ!

ライターも同様で、「1文字○○円」のような報酬を得て記事を書きますが、自分の実績がないうちは非常に安値でしか仕事を受注できません。

人気ライターになって初めてまとまった収益を得られるようになります。

さらなる高みを目指す

ワインエキスパートを取得した後も、更なる知識を得るために学び続けるという方法もあります。

新たな資格を得るなら、ワインエキスパートの上位であるエクセレンス、別系統の資格であるWSETなどがあります。

また資格にこだわらずに、様々な産地や品種の知識を深堀するセミナーを受講する方法もあります。

順番に見ていきましょう。

資格:ワインエキスパートエクセレンス

ワインエキスパートを取得した人であればおそらくご存じですが、ワインエキスパートの上位にワインエキスパートエクセレンスと呼ばれるものがあります。

ワインエキスパートを5年以上にわたり保有している方で、満30歳以上であれば受験が可能。

全ての問題が原語で回答必須、テイスティング試験も記述問題、小論文などもあるためワインエキスパートよりも飛躍的に難易度が上がります。

相当な勉強が必要になりますが、ワインをより深く知りたいのであれば目指すのも良いでしょう。

さすがに独学では相当難しいため、受験の際には専用のクラスがあるワインスクールに通うのが無難です。

資格:WSET(ダブリューセット)

WSETはイギリスに本部がある国際的なワインの資格で、世界的にはワインエキスパート以上に知名度が高いです。

レベルが下記の通り4段階に分かれていて、ワインエキスパートはWSET3と同等レベルとされています。

WSET4超上級者向け。最低118時間の講座受講が必要。
※言語は英語のみ
※参考学習時間:600時間以上
WSET3上級者向け。最低30時間の講座受講が必要。
※ワインエキスパートに相当するレベル
WSET2中級者向け。最低16時間の講座受講が必要。
WSET1初心者向け。最低6時間の講座受講が必要。

ただし、出題傾向やテイスティングの表現はワインエキスパートとWSETでかなり異なります。

簡潔に言えば、「広範な知識を持つがやや浅い範囲なのがワインエキスパート」「知識はワインエキスパートに劣るが、知識をもとにワインに対して深く向き合うのがWSET」と言えます。

WSETも合わせて学習することで、広く深くワインと向き合うことができるようになりますよ。

スクールに通うのが必須となるため、アカデミー・デュ・ヴァンのように全国にクラスがあるスクールがおすすめです。

ヴィノテラスのブラッシュアップ講座

資格取得後の第一歩としておすすめなのが、ヴィノテラスワインスクールが行っている「ブラッシュアップセミナー」と「マスタークラス」。

佐々木講師の言葉を借りると、ワインの知識をホップステップジャンプをさせるなら、下記のようなレベル感になっているとのこと。

ホップ
(★☆☆)
ワインエキスパート講座
ステップ
(★★☆)
ブラッシュアップ講座
ジャンプ
(★★★)
マスタークラス

したがって、ワインエキスパート取得後に知識を掘り下げるのにはちょうど良いレベル感になっています。

私もブラッシュアップ講座を受験したことがありますが、「ワインエキスパート試験では省略しがちなロワール地方を、覚えておくべきA.O.C.に絞って掘り下げてみる」など、非常に勉強になりました。

単発のコースならリーズナブルなため、悩んでいる人はとりあえず受けてみるのがおすすめです。

My Wine Club

ワインのコンテストに挑戦やソムリエ協会のイベントに参加

副業や学習以外にも、ワインを趣味として楽しむための活動を行うという手もあります。

私が実際にやってみて楽しかったのは、ブラインドテイスティングコンテストとソムリエ協会のセミナー!

それぞれ順番に解説します。

テイスティングコンテスト

ワインエキスパートに限らず、一般の人やトッププロまでが参加するのが、ワインのブラインドテイスティングコンテスト。

詳細は運営母体によって変わりますが、ブドウ品種・産地・収穫年・原産地呼称を多く当てた人が勝ちというシンプルなものです

最も大きなものはソムリエ協会主催のコンテストで、毎年500名以上が参加してテイスティング能力を競います。

>ソムリエ協会の第8回ブラインドテイスティングコンテスト公式記事

その他にもワインスクールなどが開催している大会も多くあり、例えば先ほど紹介したヴィノテラスでも開催されています。

ほとんどのコンテストは東京で開催されますが、ヴィノテラスならオンライン予選のため全国どこにいても挑戦できるのがうれしいところ。

資格取得後に目標を見失っているなら、非常におすすめです。

ソムリエ協会のセミナー

ソムリエ協会が主催するセミナーも、スキルアップと趣味のためにおすすめです。

やや高めのソムリエ協会年会費を払う必要がありますが、協会の有料会員であれば、ほとんどのセミナーや分科会を無料で受講できます。

>ソムリエ協会の公式サイトから、セミナーイベントを検索してみてください。

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セミナーはたくさん試飲できて、得した気分になれる!

セミナーや分科会は年5~10回開催され、いずれのセミナーでも4~8杯程度の飲料試飲や試食ができるため、全て参加すれば余裕で元が取れます。

ワイン以外にも日本酒セミナーなども開催されているため、酒類全般がお好きな方には非常におすすめです。

SAKE DIPLOMAを考えている人にもぜひおすすめですよ。

いかがでしたか?

ワインエキスパートを取った後、燃え尽き症候群になることも多いですが、視野を広げてみるとたくさんの選択肢が用意されています。

小さなことでも良いのでぜひ始めてみて、ワインを楽しんでいってくださいね!

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