ヴィノテラス ブラッシュアップ講座ロワール・アルザス・ジュラ・サヴォワ編 受けてみた

テイスターへの道
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ヴィノテラスワインスクールが提供しているブラッシュアップ講座

ヴィノテラスワインスクールが提供している学習順序の3番目にあたり、ソムリエ・ワインエキスパート有資格者やWSET2以上を対象にしています。

出典;https://vnts.shop/SHOP/wine-introductory-cource.html

今回は2025年3回目の講義であるロワール・アルザス・ジュラ・サヴォワ編を受けたので、講義の内容をご紹介します。

かなりカバー範囲が広いですが、講師のヤン先生が重要なポイントに絞って解説してくれるため、深い理解をすることができました!

アーカイブ動画で学習すれば負担もなく学習できるのでおすすめでした。

ブラッシュアップ講座がオススメな人は・・・

  • ワインエキスパートを取った後、ワインの勉強をしていない人
  • テイスティング能力を鍛えたい人
  • 仕事・家事・育児で忙しいワイン好きの人
2025年 ブラッシュアップ講座
ワインメイキング編
ボルドー
ロワール・アルザス・ジュラ・サヴォワ編
シャンパーニュ編
ブルゴーニュ編
南フランス全域編

ブラッシュアップ講座 ロワール・アルザス・ジュラ・サヴォワ編の内容を紹介

今回受講した講座はこのような内容です。

出典:ヴィノテラス公式サイト

色々な情報がごちゃごちゃしてる産地だから苦手!

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ブラッシュアップ講座では、範囲をかなり絞るからごちゃごちゃしないよ!

ロワール地方は大量の原産地呼称が羅列されており、試験の時には敬遠されがちな産地です。

また、ジュラ地方やサヴォワ地方をやり込んだという受験生はまずいないでしょう。

これらの産地はなんだくわからないままになっていた人も多いはずです。

しかしブラッシュアップ講座では、しっかりと使える知識になるまで深く丁寧に教えてくれました。

講座の内容を詳細に説明することはできませんが、私が聞いて参考になったところを少しだけご紹介します!

ロワール型の原産地呼称は他の地域の参考になる制度

最初にご紹介したいのは、ロワール型の原産地呼称は他産地でも取り入れやすい素晴らしい制度だと言うことです。

ロワール型?何それ?

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テロワールに合わせて区分する原産地呼称を、ロワール型と表現しているよ!

ロワール型というのは講師であるヤン先生のオリジナルの言葉です。

ロワール地方では、気候や土壌の特性に応じた適正をもとに、相性のよいブドウ品種やワインのタイプを設定しています。

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例えば、サンセールではソーヴィニヨン・ブランの白は生産できるけど、ミュスカデの白は生産できないよね。

このように、土地の特性がしっかり反映できる品種に絞って認定しているのがロワール型で、それぞれの原産地呼称の間に上下間系はありません。

一方、ブルゴーニュ・ボルドー型の原産地呼称制度は、明確に上下関係が存在します。

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最上位が特級畑、次いで一級、村名、地方名と下がっていくよね。

これらは同じブドウ品種を使っているものの、畑の「格」で原産地呼称が決められています。

講師のヤン先生によれば、例えば新世界のような歴史の浅い産地では、ブルゴーニュ・ボルドー型の階層構造をこれから新たに作るのはかなり難しいとのこと。

そんなとき、土地や気候に合わせたロワール型の原産地呼称を目指すとブランド化しやすいとのことでした。

アルザスは温暖化を乗り越えて高品質なワインを作る産地

これは基礎的なことですが、アルザス地方は地球温暖化の影響を最も色濃く受けている産地です。

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フランスの中でも北側なため冷涼と思われがちだけど、最近はかなり温暖に!

そのうえアルザスの特級畑は日当たりの良い場所に集中しており、相当シビアに管理しないとブドウが熟しすぎてしまいます。

このような背景から、アルザスは一時期品質がガタ落ちしてしまいました。

ところが、生産者達がビオディナミ製法を取り入れ始めたことで、徐々に品質を取り戻し始めたのです。

現代では、アルザスは世界トップクラスの高品質な白ワインを生産する産地に返り咲きました。

講師のヤン先生によれば、特にアルザス特級畑のピノ・グリとミュスカは、世界的に見ても頭ひとつ抜けて品質の高い白ワインと言うことです。

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リースリングやゲヴュルツトラミネールももちろん高品質!でも他にも高品質な産地があるから横並びと言っていたよ。

また、「エデルツィビッケール(エデルツビッカー)」という高コスパな白ワインもあるため、こちらも覚えておくと良いですよ。

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ジュラとサヴォワは似ていない

ソムリエ・ワインエキスパート試験の勉強をしていると「ジュラ・サヴォワ地方」と学びますよね。

場所も近いため、なんとなくセットで覚えている人も多いと思います。

しかし実際にワインを飲み比べてみると、これらの産地が驚くほど違うことがわかります。

ジュラ地方の伝統的なスタイルは、ヴァン・ジョーヌに代表されるような酸化的なスタイル。

一方でサヴォワ地方は、やや田舎的で一歩引くようなフードフレンドリーなスタイルのものが多いです。

サヴォワの代表的なワイン

サヴォワではジャケール種、アルテス(ルーセットとも言う)種、モンドゥーズ種が有名です。

講義ではアルテス種のワインが試飲できました。

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ハチミツや花の香りがありつつも、控えめでフードフレンドリーなワイン!

ジュラの代表的なワイン

ジュラ地方ではサヴァニャン種、シャルドネ種、ピノ・ノワール種が有名です。

通常のワインもおいしいですが、やはりジュラと言えば酸化的に作ったワイン。

ヴァン・ジョーヌが有名です。

しかしヴァン・ジョーヌは酸化的なニュアンスがかなり強く、人によってはっきりと好みが分かれてしまいます。

万人受けするワインとして、講義では「ウイエ」と呼ばれる中間的なワインが紹介されていました。

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まとめ ブラッシュアップ講座 ロワール・アルザス・ジュラ・サヴォワ編を受けた感想

ブラッシュアップ講座 ロワール・アルザス・ジュラ・サヴォワ編を受講した感想をまとめます。

  • とにかくややこしかったロワールについて、なぜややこしくなっているかが分かった。
  • アルザスの苦労と、それを乗り越えた現在の品質がわかった。
  • 自分では選ばないジュラ・サヴォワを深く知る一杯に出会えた。

細かな内容を覚える産地なので敬遠していましたが、料理とのペアリングにはもってこいのワインが多い産地だと思いました。

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手を出しやすい価格なので、これらの産地を知っておけるとエキスパートとしての引き出しが増えるよ!

ブラッシュアップ講座は、一年を通して様々な講義が行われています。

ここまで読んでいただいた方は、せっかくですので一度覗いてみてくださいね。

他のブラッシュアップ講座受講記録はこちらから

2025年 ブラッシュアップ講座
ワインメイキング編
ボルドー
ロワール・アルザス・ジュラ・サヴォワ編
シャンパーニュ編
ブルゴーニュ編
南フランス全域編

そもそもヴィノテラスワインスクールとは?

ここからは今回受講したブラッシュアップ講座と、ヴィノテラスワインスクールについて解説していきます。

前述したようにオンライン学習でソムリエ・ワインエキスパート講座エクセレンス講座趣味として楽しむ講座などを展開しています。

他のスクールにはない特徴なのが、ソムリエ・ワインエキスパート合格者向けの講座としてブラッシュアップ講座、さらなる学習の場としてマスタークラス講座が用意されている点。

ソムリエ・ワインエキスパート講座 ⇒ ブラッシュアップ講座 ⇒ マスタークラス講座 ⇒ エクセレンス講座 という学習の道筋が用意されているため、毎年着実にレベルアップできますよ!

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ワインエキスパート資格取った後は、目標を見失いがちなんだよね。

資格取得後のレベルアップ方法が明確になっているので、燃え尽き症候群を防ぐことができます。

ヴィノテラスワインスクール ブラッシュアップ講座とは

今回受講したブラッシュアップ講座をもう少し詳しく解説します。

ブラシュアップ講座は、ずばりワインエキスパート合格後~ワインエキスパートエクセレンス受験前 程度の方を対象にレベル設定されています。

そのため、ワインエキスパートを合格できるレベルにない人にはやや難しい箇所もあります。

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「難しすぎてついていけない」というレベルではないけど、細かいところが理解しきれないかも!

自信のない方はまずワインを楽しむ講座を受けてみて、ヴィノテラスのレベル感をつかんでみると良いでしょう。

ヴィノテラス ブラッシュアップ講座 受講の流れ

ここからは、実際にヴィノテラスワインスクールの講座申し込み~受講までの流れを見ていきましょう。

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オンラインのスクールってわからないという人も、これを見ればOK!

ブラッシュアップ講座に申し込む方法

まずはヴィノテラスのサイトから、ブラッシュアップ講座に申し込みます。

講座がとても多いため、下記から直接ブラッシュアップ講座のページにアクセスすると早いですよ。

気になる講座だけを個別に申し込んでも良いですが、1~6月の講座を一括で申し込むと3,300円オフになるので、スキルアップしたい方にはこちらがおすすめです。

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最初は試しに1講座だけ受けてみるのでもいいと思う!

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僕は迷わず6講座申し込み!(笑)

ブラッシュアップ講座のテイスティングワインが届く

ブラッシュアップ講座に申し込むと、講義の2~3日前にテイスティングアイテム(6アイテム)が届きます。

※講座によって届くワインの種類や数は違います。

テキストとテイスティング用ワインがクール便で届くので、小瓶は冷蔵庫に入れておきます。

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ワインセラーよりも冷蔵庫がおすすめ!

小瓶に入っているワインは普通のボトルより味わいが変わりやすいので、冷蔵庫に立てて入れておく方が良いです。

また講義中も、受講者が小瓶を冷蔵庫に入れている前提で講義が進みます。「そろそろ1番の小瓶を冷蔵庫から出してください」というアナウンスがあるので、それに従いましょう。

ブラッシュアップ講座を受ける方法

19:00~21:30にまとめて時間が確保できる人であれば、ZOOMでリアルタイム受講をするのが理想です。

わからないところは適宜質問できるからです。

その時間帯は、ちょうど育児で手が離せないから無理・・・。

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大丈夫!翌日から録画が公開されるよ!

私もそうですが、19:00-21:30の時間帯は、ちょうど食事の後片付け、子供のお風呂や寝かしつけの時間ですよね。

そんな人に向け、ヴィノテラスでは翌日18時頃から当日の録画が公開され、それ以降はいつでも何回でも視聴可能になります。

一日30分しか時間が確保できない人でも、少しずつ学習できるというわけ。

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実際に僕は、3日に分けて2アイテムずつ飲みながら学習したよ!

忙しい人にこそ、ヴィノテラスがオススメな理由はここにあります!

自分のペースで着実にレベルアップしていきましょう!

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ロワール・アルザス・ジュラ・サヴォワ編
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