私もいつも通っている、大手ワインショップのエノテカさんが一大イベントを開催しました。
その名も「エノテカ ワインデー2025」。100種類以上のワインをグラス1杯から楽しめます。
愛知県名古屋市の名古屋栄三越で、10/17(金)~10/19(日)の間開催されています!
10/17(金)の部に参加しましたので、詳しく紹介しますね!
エノテカワインデーをざっと紹介
カテゴリ別に10ブース出展していて100アイテム試飲できる!
エノテカワインデー2025では、下記の10ブースが出展され、それぞれ10アイテムが試飲可能!つまり10ブース×10アイテム=100アイテムを試飲できるのです!
※試飲は30mLずつの有料試飲となります。
熟成ワインバーで超高級アイテムを格安で飲める!
熟成ワインバーでは、熟成した超高級アイテムを50mLずつ試飲できます。
例えばシャトー・ラトゥールの1999年。状態の良いものであれば20万円を余裕で超えるワインです。

このワインがなんと、グラス1杯(50mL)9,900円で試飲できるのです!

1本(750mL)だと15杯になるから、1グラス9,900円なら1ボトル飲んでも14.8万円。
ボトル1本買うより10万円も安く飲める!(笑)

普通はグラスの方が割高ですよね・・・エノテカさん計算大丈夫ですか?(笑)
ラトゥール以外の高級ワインもあり、10種類のテイスティングができるのです!
日替わりスペシャルアイテムがグラスで試飲できる!
ドン・ペリニヨン、サッシカイア、オーパス・ワンなど、高級なワインが日替わりで試飲できます!
どのアイテムが出るかは日替わりのため、会場につくまでドキドキですね。
ただし、試飲することができるのは抽選で当たった人だけ!
会場につくと10枚つづりのチケットをもらえるので、その裏面に「当選」と書いてあれば試飲できますよ。
スペシャルプライスのワインセットが購入可能
会場限定のワインセットがいくつも販売されており、いずれも特別価格です。
特に目玉はボルドーセットとブルゴーニュセット!

なかなか手が出ない価格設定ですね・・・(笑)
他にも1~2万円程度のお得なワインセットやアウトレットワインがありますので、我々庶民はそちらを見てみましょう。(笑)
エノテカロゴ入りのワイングラスもプレゼントしてもらえる
なんと、試飲に使ったグラスは持ち帰り可能!
このイベント、原価大丈夫なんだろうか・・・
エノテカワインデー2025実録!
それでは、10/17(金)のエノテカワインデーに潜入しましたので、詳細にレポートしますね。
現地に到着
現地に着くと、最初にチケット購入!
チケットの裏に「当選」と書いてあった場合は、高級ワインをチケット3枚で飲むことができます。
ちなみに僕は外れでした。悔しくて写真を取り忘れました。
初日の当選ワインはサッシカイア。飲みたかった…ぐぬぬ…。

5~10人に1人くらいの頻度で当選しているようでした。確率はそんなに悪くなさそう。
受付で試飲用グラスとホルダーを受け取って、ワインデースタートです!
ちなみにエノテカロゴ入りのグラスはなんとINAOグラス!

よくある安物とは違い、ずっと使えるのがうれしいですね。
そして全体の地図はこんな感じ。

さて、ここからは実際に飲んでレビューしていきます。

自分が飲んだ順番にレビューしていくので、一緒にブースを回っている気持ちで読んでくださいね。
【シャンパーニュブース】 モノクローム・クレマン・ド・ブルゴーニュ・ロゼ NV


最初に飲んだのはシャンパーニュブースから、パリゴ・エ・リシャールのモノクローム・クレマン・ド・ブルゴーニュ・ロゼ。
赤系果実の香りが良く立ちつつも、焼き立ての食パンのような酵母の香りがしっかりある、シャンパーニュ的なワイン。
酸味や骨格もしっかりとあり、高級感のある味わいです。
最初の一杯にはピッタリ!
これが1杯あたりチケット1枚(220円)というのは驚きです。
【熟成ワインバー】 シャトー ジスクール 2010

次は熟成ワインブース。2010のジスクール!
グレートヴィンテージの格付けシャトーがグラスで2,200円というのはとてもうれしいです。
香りは複雑で、カシス、ブラックベリーなどを中心に杉、トリュフ、腐葉土などの熟成香もあり複雑。酸味のバランスも良く、何よりタンニンが溶け込んでいてとてもシルキー。
その辺のワインバーだったら、グラス一杯で5000円くらい取れそうなクオリティです。
酸味もしっかりとあり、パワーと複雑味とバランスの良さが同居するワインでした。
マスター役のスタッフさんも知識豊富で居心地がいい。
【スペインブース】ヴィーニャ・ジジ・シャルドネ


次はスペインブースから、ヴィーニャ・ジジ・シャルドネ。
ペネデスのシャルドネで、やや温暖かなと思っていたのですが、フレッシュなリンゴのアロマがありつつもトロピカルフルーツの香りもある、冷涼と温暖の中間的なワインでした、
果実味が主体的な味わいで、ブドウのポテンシャルを感じさせられました。
【ネクスト・ブルゴーニュブース】クランプ ローデンベルグ シュペートブルグンダー


次はネクストブルゴーニュブースから、ドイツのシュペートブルグンダー(ピノ・ノワール)。
このブースでは、ブルゴーニュ品種で有名な産地であるドイツ、ニュージーランド、オーストラリアなどのピノ・ノワールやシャルドネが試飲できます。
最初は若干還元的なんですが、徐々にっ開いてきてあふれる果実味。酸味も生き生きとしていて、タンニンは少し主張がある。
ドイツのピノ・ノワールって、ブルゴーニュ地方のコート・ド・ボーヌに似ている気がする。
ボーヌの値上がりを考えると、ドイツというのは良い選択肢になる気がする。

【ナチュラルワインブース】フライハイト リースリング


これは本当においしかった。
ビオディナミで作られているドイツのリースリングですが、いわゆるビオ臭はかなり抑制が効いていて、非常にクリーンな香りと味わい。
通常のリースリングよりも花や紅茶の香りが豊かで、果実の香りは抑制が効いています。
これが1杯200円はおかしい。
本日の一押しワイン!

【ブルゴーニュブース】ヴィレ・クレッセ コント・ラフォン


ムルソーの著名生産者であるコント・ラフォンがヴィレ・クレッセで作るシャルドネ。
ムルソーとは違って樽が抑えられていて、果実のポテンシャルをダイレクトに感じる。
香りの要素も多く香りも豊かで、比較的暖かい産地なのに酸味も生き生き。
シンプルにポテンシャルの高いブドウだと感じました。

【チリ・アルゼンチンブース】エプ 2022


こちらはチリの代表的なワイン「アルマヴィーヴァ」のセカンドワイン。
高品質なボルドーワインに、チリ臭(焼いたシシトウのような香り)を乗せたような香りに、長い余韻。高級さを感じます。
1グラスあたりチケット3枚だったので、価格にすると600円くらいですが、これが600円で飲めるなら相当安いです。
【イタリアブース】イエルマン ピノ・グリージョ 2024


続いてイタリアブースに来てみました。
なにこれ、めちゃおいしいピノ・グリージョを発見。
花と紅茶の香りにオレンジピールのような香りが乗り、複雑なアロマを感じられる。
いわゆるイタリアのリーズナブルなピノ・グリージョではなく、かなり高級感のある味わいでした。
【ボルドーブース】レ・ドモワゼル・ド・ラリヴェ・オー・ブリオン・ブラン 2021


ここにきてボルドーのワインを飲みたくなりボルドーブースへ。
ペサック・レオニャンの白らしく、ややスモーキーな香りがありつつも、果実の熟度は高く、洋ナシやモモの香りもあります。
一方で酸味やキレもしっかりとあり、途中でこういうのが挟めるのはとても幸せです。

【ナチュラルワインブース】ラ・モナーデ フィアーノ エノズ 2022

次はオレンジワイン。
なんやかんやビオディナミが結構好きなので、2回目のナチュラルワインブースです。
最初のナチュラルワインとは違い、こちらはかなりきつめなビオ臭。でも嫌いじゃない。
フィアーノの品種特徴を感じられるというより、こういうワインであると認識するのがよさそうです。
温暖な産地の割に、フレッシュなリンゴや花のアロマが主体的で、結構いいバランス。
【ブルゴーニュブース】コート・ド・ブルイィ ガメイ 2020

ブルゴーニュブースも2回目。
最後はチケット1枚だけ余ったので、チャーミングなワインが飲みたくなり、こちらを選択。
ワイン単独でしっかりと楽しめるというより、フードフレンドリーなお手頃ワインという感じ。
抑制の効いた果実や花の香りに、少しだけワイルドなスパイスや樽が乗っかります。
【熟成ワインバー】シャトー オー・ブリオン 2016

最後は贅沢に。
通常20万円くらいのシャトー オー・ブリオンですが、グラス1杯(50mL)で9,900円でした。
外観は本当に美しい。ルビーを液体にして濃縮した感じ。
香りの要素もとにかく多い。果実に加えてタバコ・腐葉土・トリュフなど様々。
こんなのがワインエキスパートの二次試験で出たら、香りについては何を塗っても正解になるくらいのレベルで香りの要素が多いです。
ただ残念なのは、あまりにもオー・ブリオンが素晴らしすぎて、今の自分では良さをしっかりと解釈できませんでした。
他にもラトゥールとかも飲みたかったんだけど、同じ感想になりそうな気がして、しっぽを撒いて逃げ出しました(笑)
ちなみに「2016年のオー・ブリオンは熟成ワインか?」みたいなコメントはなしでお願いします(笑)

ショップコーナーも充実
本日テイスティングした100アイテムは、全て購入可能でした。

さらに特別なワインセットも販売されています。


確かに安いよ?安いんだけど高いんだよ(笑)
ちなみに私はオー・ブリオンで予算が厳しくなったので、お土産ワインは我慢しました。
10/18や10/19日も引き続き開催されていますので、是非行ってみてくださいね!
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