第9回 ブラインドテイスティングコンテスト予選に挑戦した

第9回JSAブラインドテイスティングコンテスト予選に挑戦した テイスターへの道
記事内にプロモーションが含まれています。

日本ソムリエ協会が主催しているブラインドテイスティングコンテスト。

2025年は第9回が開催されました。

今年も挑戦しましたので、臨場感と共に記録したいと思います。

ちなみに過去に出題されたブドウ品種や生産国はこちらの記事にまとめています。

ブラインドテイスティングコンテストの諸注意

ブラインドテイスティングコンテスト受験時には、下記のことに注意してくださいね。

  • 通信機器はすべて禁止。アナログの腕時計も禁止。
  • 一度会場に入ると外には出られない。
  • 回答は現地の言葉、英語、カタカナいずれかで行う。
  • 回答の解釈は全て自己責任

「回答の解釈は自己責任」というのがどういうことかというと、例えば「酒母」を記載する欄に「生酛」と書くか「協会酵母9号」と書くかは自分で判断してね、ということです。

コットン
コットン

ちなみに酒母を聞かれたら、「生酛」「山廃酛」など書くよ!

酵母と聞かれたら「協会酵母~」などだね。

それでは、私のテイスティングと回答記録をご覧ください。

白ワイン①をテイスティング

フルーティーというよりはフラワリー。テルペンの香りが強めで、ユリの花やポプリ、紅茶のニュアンス。第一印象としてはリースリングが本命だがヴィオニエやアルバリーニョの可能性も捨てきれない。

余韻はそこまで長いわけではなく、酸味は穏やかで後味に感じる若干の苦味が全体を引き締めるイメージ。リースリングとしてはかなり酸が弱く苦い部類なので、本命はヴィオニエ?(アルバリーニョのような塩味は感じられない。)

ただしヴィオニエだとすると香りのボリュームが弱く、リーズナブルなランクのものか。

ここまでの考察からコート・デュ・ローヌのヴィオニエと予想。

白ワイン②をテイスティング

全体的に香りが控えめで、みかんや柚子のようなフルーツを感じる。和のテイストが随所に感じられ、アルコール度数も12-12.5%程度と、優しい酒質に感じられた。

若干シナモンやナツメグといった木樽由来のスイートスパイスを感じさせる香り。新樽ではなさそうな・・・。

基本的には日本や中国を中心に考えたい味わいだが、結構うまみも強く感じたので、樽を使ったタイプの甲州が本命。

結局日本の甲州と予想するが生産国:日本、生産地:山梨学、原産地呼称:山梨 となってしまった。(山梨の原産地呼称ってどんなだっけ…?)

赤ワイン①をテイスティング

色は淡くエッジはオレンジがかっていて、熟成の要素のあるワインと予想。夕焼けみたいな色のワイン。

香りを取ると確かに干したイチジクの香りがあり、熟成が進んでいると感じられたが、ややオレンジピール・陳皮のような香りも。

ほかには赤系果実の要素が強いが、飲んでみるとタンニンもしっかりあって、とてもじゃないがピノ・ノワールとは思えない。ピノ・タージュやガメイにしてもタンニンが強すぎる。

ネッビオーロだとするともう少しイチジクが強く出てほしいし、オレンジの香りの説明がつかない。クシノマヴロにしては色がやや淡い。

最終的にシチリア エトナのネレッロ・マスカレーゼと予想。

赤ワイン②をテイスティング

黒系の果実と花とスパイス香、アルコールは高め(13.5-14%くらい)で色素もたっぷり。

結構スミレと黒コショウを強く感じる。動物的なニュアンスもあり、なによりかなり鉄っぽい。そしてわかりやすく新樽の香り。

本命はシラー(シラーズ)だが、先日飲んだウクライナのメルローも鉄のニュアンスが結構近い。でもさすがにそれは無いか・・・。

エッジがかなり紫がかっていて、ローヌシラーに典型的な色調。

結局はシラーは決定して、ローヌかオーストラリアかで迷うことに。そしてオーストラリアのユーカリ香やメントール香を探すが見つからない。

オーストラリアにしてはやや動物的すぎる気がするし、フランス ローヌのシラーにした。

日本酒をテイスティング

最初に感じたのはリンゴのような吟醸香。米ぬかっぽさもなく、精米歩合もぼちぼち削っていそうな印象。

酸味も程よく、酵母としては9号系かな?あまり香りにふくよかさを感じないため山田錦や雄町は外したい。

五百万石ほどミネラリーでもないし、美山錦の吟醸酒と回答。

ハードリカーをテイスティング

ごめんなさい、ハードリカーは全然詳しくないです。

ただしアルコール度数は40%程度ありそうな口当たり。香りも余韻も果物的な甘さを感じる。

というか今回の回答欄の「カテゴリー」って何だろう?「カテゴリー」と「酒の名称」について、オリエンテーションで「例えばカテゴリは焼酎、名称は球磨焼酎のように回答してください」と言っていた。

つまり、例えば答えがジンだとすると、カテゴリと名称が同一になってしまうことに。

ここまでの情報をまとめて、一番矛盾がなさそうなのがオー・ド・ヴィーのどれか。

最終的にはカテゴリ:オー・ド・ヴィー、名称:オー・ド・ヴィー・ド・キルシュを選択。

回答と予選通過者は6月5日の17時に発表される

コットン
コットン

発表されたら記事を更新しますね!

コメント

タイトルとURLをコピーしました