ワインエキスパートに独学合格するスケジュールを経験者が紹介!

ワインエキスパートに独学合格するスケジュールを経験者が紹介! W.E.講座
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「ワインエキスパートが気になるけど、初心者には難しいでしょ」と思っていませんか?

今回は「知識ゼロの初心者独学でワインエキスパートに合格するためのスケジュール」を解説します。

知識ゼロとは、知っているブドウ品種・生産地がいずれも5個以下のようなレベル感を想定しています。

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私も「ブルゴーニュは知ってる、でもピノ・ノワールって何?」状態から一年で合格しましたので、そのノウハウをフルにご紹介します。

知識ゼロでも、正しくスケジュールを立てれば1年で合格できます♪

勉強スケジュールと受験手続をあわせて紹介するので、これを見ればいつ何をすればよいかがひと目でわかりますよ。

受験前年の7月~受験当年の1月 下積み期間

下済み期間を現す写真

出願も始まっていないこの期間は、いわば下積み期間!

有識者やワインスクール受講生との差を埋めるためには、この期間にどれだけ学習できるかにかかっています。

次のように、順を追って学習準備をしましょう。

一次試験までに500時間勉強することを前提に受験を決心する

まずはワインエキスパートを受験することを決心しましょう。

決心するタイミングは、一次試験受験日までに500時間以上の勉強時間を取れる時期

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たとえば週10時間勉強できる人なら前年の7月、週20時間勉強できる人なら当年の1月までには決心しましょう。

週10時間も取れない人は、自分の都合に合わせて調整してOKですが、あまりにも短い(週3時間以下くらいの)人は合格は難しいと思います。

この場合、ワインエキスパートではなくワイン検定というものがあるため、そちらをおすすめします。

※ワイン検定はゴールド、シルバー、ブロンズがあり、ブロンズなら比較的簡単に取得できます。

学習する参考書を決める

ワインエキスパート試験は受験年のソムリエ教本から出題されますが、教本が発売されるのは3月。まだまだ先です。

また教本はどこが重要かわかりにくく、これを元に勉強するのはかなり効率が悪いです。

そこで、相棒となる参考書を買いましょう。下記の参考書がおすすめです。

どこがおすすめなのか、ソムリエ教本と比較してみましょう。

ソムリエ教本(2022)杉山明日香 参考書2021
ページ数831p(A4サイズ)512p(B5サイズ)
文体ほぼ文章箇条書き・まとめが多い
重要箇所強調なし赤文字、赤シートで
暗記できる
重さ1820g902g
備考・付属の地図が圧倒的に
 見やすい
(地図問題は試験で頻出)

内容がまとまっていないだけでなく、ソムリエ教本はとにかく大きくて重いため、とても通勤・通学中に読める代物ではありません。

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電子版はあるけど読みにくい!

ほどよい大きさの参考書がおすすめ!

ちなみに参考書の場合、受験年より一年前の参考書を買うことになりますが、一年ではほとんど変わらないため問題ありません。

数値データの部分のみ、最新のソムリエ教本を見ておきましょう。

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また、この参考書の魅力はなんと言っても付属の地図

村・畑の場所問題は必ず出題されるのにソムリエ教本の地図はかなり見にくいため、頭に入りにくいです。

まずはこの参考書で位置関係をつかみましょう。

参考書をまずは一巡読む

参考書を使った一次試験の詳しい学習方法は次の記事にまとめています。

いきなり細かな個所を覚えようとすると暗記ばかりになって効率が悪いため、できるだけ理解して記憶を定着させましょう。

特に、次のようなことは理解しておく必要があります。

  • ワインの作り方、生育サイクル
  • 原産地呼称の仕組み

まずは一巡して大きな枠組みを理解して記憶の骨格を作ってから、問題の数をこなして暗記し、肉付けを行うイメージで進めるのが良いです。

3月~5月 試験申し込み&一次試験のやりこみ

PCで申し込むイメージ

試験の申込み

いよいよ試験に申し込みます。

申し込む際にはいくつかのチェック事項があるので解説します。

いつ申し込めば良いの?

極力早く申し込むことをおすすめします。

申し込みは期限内であればいつでもできますが、ソムリエ教本が届くのは申し込み後となります。

そのため、できる限り早い段階で申し込んで教本を入手しておくことをおすすめします。

教本入手後は、メインは引き続き参考書で学習しつつ、最新のデータやアペラシオンの詳細をソムリエ教本で補うという勉強法がおすすめ!

1回受験 or 2回受験 どちらが良い?

ソムリエ・ワインエキスパート共に、一次試験は最大2回受験することができます。

おすすめなのは2回受験。

1回受験のみの申し込みに比べて5,000円程度増額しますが、受験直前の緊張感がかなり違うため、2回受験がおすすめです。

ソムリエ協会の会員になった方が良い?

受験申し込みの時点でソムリエ協会の会員になるかどうか聞かれますが、この時点では入らなくて良いでしょう。

全ての試験に合格して資格を取得するタイミングで再度入会確認をされるため、合格後に入れば問題ありません。

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ソムリエ協会員になるメリットは主にセミナー!

 ソムリエ協会の会費はそれなりに高いですが、年に数回試飲付きセミナー(通常は6,000円程度)に、同伴者含め4名まで無料で参加できるようになります。

セミナーはワインだけでなく日本酒などもあり、トップソムリエの解説を聞きながら4~8種の試飲ができ、本当におすすめです。

また会報誌「Sommelier」が隔月で届き、ワイン業界の最新動向を学ぶことができて有意義です。

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協会はメリットも多いけど、試験合格にはあまり役に立ちません。

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まずは合格することに集中しよう!

一次試験のやりこみ

この時期は、やや演習をこなしつつ、参考書を中心に知識を増やしていきます。

下記の項目について、ある程度答えられる状態にしておきましょう。

  • 各国の原産地呼称制度の違い
  • 各国の気候条件や有名なブドウ品種
  • 有名な原産地呼称(ブルゴーニュの特級畑など)の名前と場所

本格的に記憶を定着させるのはもう少し後ですが、徐々に知識を増やしていきましょう。

週に1回程度 二次試験対策も始めよう

この時期は一次試験対策が最優先です。

一次試験に受からなければ次に進めませんし、一次試験の知識は二次試験の土台になるからです。

しかし一方で、ワインを飲んで評価するスキルは独学では短期間で向上しないのも事実。

そこで週に1回程度、二次試験対策としてワインを飲むようにしましょう。

2,000~4,000円で、試験に出る品種・産地のものを選びます。

テイスティング練習は次の記事にまとめていますのでご覧ください。

5月~7月 演習問題をやりこみ 一次試験対策を仕上げる

問題を解きまくるイメージ

最後はひたすら 問題を解く⇔参考書で復習 を繰り返して知識を定着させる作業!

問題集を買いたい人向け おすすめ書籍

「問題集を買って勉強したい!」という人には、次の問題集がおすすめ!

この問題集は左ページに問題、右ページに解答が載っており、赤シートで回答と要点を隠しながら反復学習にできます。

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高校受験の暗記問題集のような構成だよ!

似たような構成の問題集は他にもありますが、この問題集の特徴は問題数と解説のバランスがちょうど良いこと!

たくさんの問題集をやるよりも1冊を極めた方が絶対に定着するため、問題集は1冊だけ買うのがベスト。

しかし問題数が多いだけで解説が少なかったり、解説ばかりで問題数が少なかったりすると、どうしても1冊では完結できません。

この問題集なら出題傾向もばっちり当たっているので、この1冊を繰り返して仕上げれば不安はなくなりますよ♪

これを使った一次試験の詳しい学習方法は次の記事にまとめています。

効率重視ならアプリがおすすめ

参考書も使いやすいですが、最大効率で学習したいのであればVINOLETアプリがおすすめ!

無料アプリダウンロードで100問、無料メルマガ会員で500問、有料会員になれば4,000問の問題集アプリが使い放題になります。

スマホでできるのでスキマ時間に気軽にチャレンジでき、問題の難易度や正解率、苦手ジャンルを確認することができます。

無料版でも十分な機能がありますが、おすすめなのはやはり有料プラン。AIによる苦手克服機能が秀逸です。

さらに無料・有料会員問わず、VINOLETユーザー向けに年数回の模試があるため、かなりモチベーションになりますよ!

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アプリを使うと「現在の合格確率」を表示してくれるので、現在地がわかって嬉しい!

問題集だけじゃなく、まとめて学びたい!という人には一次試験対策講座がおすすめ!講座、VINOLET、受験生の交流LINEグループなどがまとめてGETできるので、合格率がうんと上がります。

7月中旬~8月下旬 一次試験を受験する

筆記試験のイメージ

一次試験は該当期間中いつでも受験可能ですが、独学の場合は極力早めに受けるのがベスト。

なぜなら、ほとんどのワインスクールでは8月下旬に一次試験を受験し、そこから2か月間で二次試験対策として100種ほどのワインを模範解答付きでテイスティングするスケジュールだからです。

独学はどうしてもテイスティング練習の質が下がるので、同じ時期に二次試験対策をスタートするとほぼ確実に負けます。

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独学者がスクール生に勝つには、スタートを前倒しするしかない!

1回目の受験は始まってすぐの週。2回目は保険として1か月後に予約しておきましょう。

特に後半は受験者が集中するため、システムオープンと共に予約だけしておきま

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予約が遅くなると、好きな会場で受けられなくなることも。

一次試験は問題数は多いものの、比較的時間にゆとりがある試験のため、落ち着いて受験しましょう。

受験結果は受験後すぐにモニターに表示されるので、結果を印刷したら試験終了です。

10月中旬 二次試験

テイスティングのイメージ

いよいよ二次試験、ワインエキスパートの場合は最終試験です。

こちらは予約不要で、受験票が送られてきますので内容をしっかり確認しておきましょう。

ワインエキスパートは赤・白ワインを2種ずつ&ハードリカー、ソムリエは赤・白ワイン計3種&ハードリカー2種のテイスティング試験です。

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二次試験は時間配分が命!

事前に計画をしておこう!

以下の記事では二次試験の前に知っておいた方が良い事項をまとめていますので、一次試験合格後に読んでいただけると参考になります。

疑問や不安事項があれば当サイトのお問い合わせフォームやコメント欄からお気軽にご質問ください。

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毎日楽しみにチェックしています。

本当に超気軽に連絡してね!

二次試験結果は2週間程度で公表されます。

11月上旬 合格発表

合格発表で合格したイメージ

試験に合格した場合、認定登録するか?ソムリエ協会に入会するか?等のお知らせが届きます。

ブドウのバッジをもらうためには2万円、同時にソムリエ協会に入会すると4万円程になります。

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高額だけど、合格者のほとんどが登録しているはず!

これでワインエキスパート合格までの流れは終了です。

現時点のレベルに合った、無理のない受験計画を立ててくださいね。

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