2025年もたくさんのワインをいただきました。

セミナーや試飲会も含めると、その数は500種類以上!
今回は、その中でも特に感動したワインを思いつくままに列挙していくだけの記事です。(笑)
2025年に飲んで感動した白ワイン
まずは白ワインから!
樽の効いたものが多くなりました。
レ コントゥール ド ドポンサン ヴィオニエ ドメーヌ フランソワ ヴィラール
ヴィノテラスの福袋に入っていた1本。
北ローヌのヴィオニエの名手が手掛けており、リーズナブルな価格にも関わらず、コンドリューを彷彿とさせるアプリコットや白桃の濃密なアロマがありながら、驚くほどピュアで美しい酸が全体を支えています。
ブラインドで飲めば、多くの人が1万円以上のコンドリューと間違えることでしょう。
エレガントなヴィオニエが飲みたいなら、間違いなくおすすめできるワインでした。
マルセル ダイス アルザス コンプランタシオン
近くのショップで購入したワイン。
「混植・混醸」の先駆者による、アルザスのテロワールを凝縮した1本。
こちらの記事にもまとめていますが、香りの要素が数えきれないほどに多く、余韻も長い。
個々の品種を超越した複雑味があり、時間と共にどんどんと味や香りが変わっていきます。
飲むたびに異なる表情を見せてくれる、まさに「土地を飲む」体験。
漫画「神の雫」では、アルザスに対するアンチテーゼと表現されていましたが、それも納得のワインです。
イングルヌック
エノテカさんのバーで出会ったワイン。
ナパ・ヴァレーの著名な造り手。
重厚感がありながらもエレガンスがあり、シルキーな質感と長い余韻が特徴です。
「樽の効いたヴィオニエ」と聞くと酸味が少ないボテッとしたワインを想像するかもしれませんが、これは全くの逆。
いつまでも続くような余韻と、ハイレベルなバランス感覚で作られた味わいにより、感動的なワインに仕上がっています。
お値段は高いですが、それを越えるポテンシャルを発揮してくれるワインです。
高畠ワイナリー フニクリ フニクラ ド キムラ シャルドネ
うきうきワインの玉手箱さんで購入したワイン。
山形・高畠ワイナリーの逸品。
樽のニュアンスと果実味のバランスが完璧で、冷涼な気候由来のキレのある酸が、日本産シャルドネのポテンシャルの高さを証明しています。
リーズナブルなラインにはない、緊張感と香りの量が特徴的。
日本ワインが日進月歩で進化していることを教えてくれる1本でした。
ビアンカ・ウント・ダニエル・シュミット フライハイト・ヴァイス
エノテカワインデーで試飲した1本。
ドイツ・ラインヘッセンの著名な自然派生産者。
ややナチュールを感じさせるアンニュイな硫黄香と、溢れるような花と果実の香りが特徴的。
無濾過ならではの濁りとエネルギーに満ちた味わいで、自由(フライハイト)の名にふさわしい、瑞々しく生命力溢れる果実味が体に染み渡ります。
モスウッド リボンヴェイル エルサ
ヴィノテラスのマスタークラス講座で飲んだ1本。
西オーストラリアの医師が1969年に拓いた、マーガレットリヴァーの名門ワイナリー。
精密にコントロールされた酸と、リンゴから桜桃までの層を成す複雑な果実由来のフレーバー。さらに樽由来のカスタード感も合わさって複雑。
それでいて酸味がしっかりあるエレガントで洗練されたスタイル。
新世界でこれほど高品質なボルドースタイルのソーヴィニヨンブランに出会うことは少ないので、とても感動しました。
デ・ウェホフ ザ・サイト シャルドネ
DISCOVER SOUTH AFRICA2025で見つけた1本。
「南アフリカのシャサーニュ・モンラッシェ」ともいえる品質で、ベスト・オブ・南アフリカ・白ワインに選出されたこともあるほど。
しっかりと成熟した果実はリンゴからパイナップルまで幅広い果実と、キンモクセイや石灰の香り。それでいて酸味はしっかりと効いていてエレガント。
そこに豊かな新樽のバニラ香が乗ってきて、高級なシャルドネの要素を全て持っているワインです。
抜群のコストパフォーマンスを誇る白ワインでした。
2025年に飲んで感動した赤ワイン
続いて赤ワインを見ていきましょう。
ピノノワールばかりになってしまいました。(笑)
ファウスティーノ グラン レゼルバ
リカマンで購入したワイン。
リオハの伝統を守り続ける重鎮で、リカマンワインフェスタにも出展してくれています。
長い瓶熟成を経て、なめし革やスパイス、ドライフルーツの香りが複雑に溶け込んでいます。
安いグランレゼルバにありがちな樽の香りだけが浮いてくるタイプではなく、果実の高いポテンシャル、樽のしっかりした香り、熟成による深い香りが見事に融合しています。
クオリティ的には1万円しても全然おかしくないレベル。
その他にも、1000円台から飲めるエントリーグレードの赤・白・ロゼが揃っていて、全て満足度の高いワインです。
トゥーロ ジョイヨ メルキュレ ヴィエイユ・ヴィーニュ
母親の還暦祝いで購入したワイン。平均樹齢がだいたい60年くらいということで、「還暦の古木から、こんなに若々しくエネルギッシュなワインができる。」ということを伝えたくて購入。
コート・シャロネーズらしい力強さと、古樹(VV)ならではの凝縮感。
赤系果実の華やかさの中に、大地を思わせる滋味深いニュアンスが同居する、非常にコストパフォーマンスに優れた逸品。
コート・ド・ニュイの緊張感があるワインと違い、どこか慈悲深さがあって親しみやすいものの、高級なピノ・ノワールに求める要素を多く持っている、素晴らしい味わいでした。
コート・ドールで同じ品質のものを買おうとすれば、2~3倍の価格になるでしょう。
ピノ・ノワール Tolpuddle Vineyard
ヴィノテラスの講義で紹介されていたワイン。
果実のポテンシャルと、樽の効き方が素晴らしいバランスだったので感動。
タスマニアの冷涼な気候が生み出す、世界最高峰のピノ・ノワールの一つで、研ぎ澄まされた酸とミネラル感、そして透明感のある果実味。凛とした佇まいに圧倒される美しさです。
そこに乗ってくるのが、果実のポテンシャルと同じくらい濃縮感のある樽のニュアンス。甘く香り高いスパイスやカスタードクリーム感があり複雑。
このワインの素晴らしいところは、果実と樽が両方強いのに調和していて、一体感を持っているところ。
どちらかがあと少し強すぎたり弱すぎたりすると、一気にバランスが崩れてしまうようなところで、針の穴を通すように醸造コントロールしているワインでした。
ニュートン・ジョンソン ファミリー・ヴィンヤーズ ピノ・ノワール
DISCOVER SOUTH AFRICA2025で見つけた1本。
南アフリカで最もうまくピノノワールを作ると言われている、ニュートン・ジョンソンが手掛けるコスパ抜群の一本です。
南アフリカのピノノワールで、これほど綺麗なワインに出会ったことが無かったので選びました。
ブルゴーニュのコート・ド・ニュイを思わせる、緊張感があるワインで、赤系果実やバラの香りが繊細に香ります。美しい酸味と緻密なタンニンもあり、ピノノワールが飲みたいときに最適。
ブルゴーニュの村名クラスと比べても差し支えない品質でした。
シャトー オー・ブリオン
エノテカワインデーで試飲したワイン。
これについては説明の必要がありませんね、誰でも感動するワインです。(笑)
全てにおいて他を圧倒する品質。完璧なバランス。素晴らしかったです。
5大シャトーのセカンドワインはいくつか飲んだことがありましたがグランヴァンの凄みを感じさせられました。
またお金貯めて飲みたいです。
2025年に飲んで感動したロゼワイン
最後はロゼワインを1本だけご紹介。
バンドール ロゼ シャトー Canadel
ヴィノテラスのブラッシュアップセミナーで試飲したワイン。
石灰質に富むバンドールの土壌で、ヴィオディナミ農法で作られるワインです。
プロヴァンスのロゼワインってなんとなく画一的なテイストのように感じていたのですが、こちらはアロマの要素も量も段違い。
それでいてフードフレンドリーで、野菜・魚・肉料理すべてに矛盾なく寄り添ってくれます。
食中酒としての最適解ともいえるワインでした。
いかがでしたか?
値段の幅はかなり広いですが、いずれも飲み手に感動を与えてくれるワインたちです。
気になったものがあったら、ぜひ手に取ってみてくださいね。




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