お酒好きは飲みながらウンチクを語るのが多いイメージがありますが、ワイン好きは特に多い印象がありますよね。
これがきっかけでワインを注文したくない人もいるのではないでしょうか。
今回は、なぜワイン好きはウンチクが多くなってしまうのか?(ウンチクが多いイメージなのか?)や、「こういうウンチクを言う人は避けよう」というテーマについてまとめました。
ある程度仕方がない部分があることも知っていただきつつ、話しても楽しくない相手を見極めるためのポイントにしてみてくださいね。
僕の主観で書いているから容赦してね!
ワイン好きにウンチクが多い理由
そもそもなぜワイン好きはウンチクが多い(もしくは多そうなイメージ)なのでしょうか?
ワインが好きでないとわからない部分が多いので、ワイン好きの立場から、ウンチクが多い理由を考えてみます。
相手と感動を分かち合いたいと考えているから
ワイン好きは食に対して興味のある人が多く、「こんなにおいしいものをこんな素敵な人と楽しめるなんて!」という嬉しい気持ちになることがあります。
この気持ちを相手に伝えたいと考えた場合、「この料理やワインはこんな風においしいよね。」と話すしかありませんよね。
それで、ついつい料理やワインの話が多くなってしまうのです
一方、食への興味が薄い人は、食事や酒を潤滑剤にして、「仕事やプライベートの話をしたい」という場合が多いのではないでしょうか。
こうすると話したい内容のギャップができてしまい、ワイン好きの人が浮いてしまうようになります。
「おいしい!」で終わらせるのがもったいないと感じるから
ワインは、人間が感じるすべての味覚(酸味・渋み・甘味・うま味・塩味)の要素が含まれている飲み物で、香りも非常に複雑です。
そのためワイン好きは、「おいしい!」「飲みやすい」だけではなく、「自分はこのワインのここが好き」と相手に言いたくなります。
例えば「このワインの花みたいな香りがすごく豊かで、渋みも緻密なのですごくエレガントでおいしい。」のように。
聞いている側からすると「面倒くさいなぁ」と思ってしまいますが、ちょっと見方を変えてみてください。
例えば一緒に映画に行った相手が「楽しかった」「観やすかった」しか言わなかったらどうでしょう?
もうちょっと「爆発から脱出するシーン、カッコよかったよね」とか「あの二人は絶対くっつくと思った!」とか、感想を言いたくなりませんか?
やはり、相手と一緒にした体験は「楽しかった」「おいしかった」以上に感想を話した方が良いようにも思います。
こういった会話に苦手意識を持っている人も「ワインはなんか面倒くさい」という先入観をなくし、「スッキリしてておいしい!」くらいで良いので、ちょっと表現してみると楽しく飲めるようになるかもしれませんよ。
他の飲料と比べて、紹介するのに手間がかかる飲み物だから
例えば、ビールであれば「アサヒ(製造元)のスーパードライ(銘柄)だよ」と言えばたいてい伝わります。
しかしワインであれば「ルイ・ジャド(製造元)のシャブリ(銘柄)だよ」と言われても意味がわかりません。
それは、特にヨーロッパのワイン名は法律上の名称であり、ブドウ品種や味わいを伝えるものになっていないから。
このあたりを相手に伝えようとすると、「ルイ・ジャドという有名な作り手が作ったシャブリだよ。シャブリというのはフランス ブルゴーニュ地方のシャブリ地区で、シャルドネという品種のブドウを使って作られたワインのことを指す言葉。キレのある酸味がおいしいよ。」ということになります。
単に相手に伝えようとしているだけですが、かなりウンチクくさくなりますよね。
こういった説明の場合、軽く聞いてあげるとうまく付き合えるでしょう。
こんな人がいたら避けよう!良くないウンチク
ここまではワイン好きにウンチクが多い理由を考察し、できれば許して欲しいように解説しましたが、付き合うのをやめた方がいいタイプのウンチクを言う人もいます。
このタイプのウンチクを話す人と出会ったら、できれば次から一緒にワインを飲むのは避けたいところです。
自分が以前に飲んだワインの話が多い
現在一緒に飲んでいるワインではなく、「この前飲んだ○○がさぁ~」などと、別のワインの話をし始める人には要注意。
もちろん、現在飲んでいるワインをあなたが気に入って、それに似た味わいのものを提案してくれるなどの場合は高評価です。
ここで問題にしているのは、単純に自分のワイン経験をひけらかす目的で話をしている場合。
ワイン好きとしては、「この前こんな激レアワインを飲んだよ!」「このドメーヌが大好きで、全キュヴェ飲んでるんだよ!」などと言いたくなる気持ちもわかりますが、大事なのは今目の前にいる人と一緒に飲んでいるワイン。
目の前のワインに向き合うことができない人は、結局ワイン好きとしてはまだまだだなぁと思います。
飲んだワインの価格でマウントを取る
前述の項目と似ていますが、価格でマウントを取る人はもっとタチが悪いです。
例えばピノ・ノワールで作られたワインを飲んでいるときに「この前もピノ・ノワールのワインを飲んだよ。でもあっちは特級畑で値段は10倍以上してさぁ~」のようなことを言ってきます。
ワインに限りませんが、こういう会話は全然楽しくないですよね。
ワインの味わいは必ずしも価格と比例しませんし、合わせる料理や提供方法によっても大きく味わいが変わります。
ワインを価格でしか見ていない人と話しても、特に得るものはありませんので、華麗にスルーしておきましょう。
ワインは古くないとダメ!という価値観を押し付ける
ワイン好きの中には古いワインを熱狂的に信仰するタイプの人もいます。
彼らにとって10年や20年もののワインではまだまだヒヨッコで、50年ものなどを好みます。
こういう人たちにとっては、一般的な飲食店のワインは「若すぎる」ということになります。
「このワインはまだまだ若いな・・・」という言葉が聞こえてきたら注意してください。
実際、長期間熟成したワインは確かに素晴らしいものも多いです。
ただし、結局のところワインが美味しいかどうかは個人の感覚によるもの。
一般的に、若いワインは花や果実の香りが豊かで骨格がくっきり、熟成したワインは革製品やキノコなどの複雑な香りがありつつ包容力のある味わい、と特徴が分かれます。
どちらが優れているというわけではありませんので、「古い=正義」という固定概念に囚われている人とはあまり飲みたくないものです。
僕は両方好き!
いかがでしたか?
今回は私の主観中心に、ワイン好きのウンチクについてまとめてみました。
他にも「こんなウンチク好きがいたよ!」などがあれば、ぜひコメント欄で教えてください。
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