【初心者用】白ワインの選び方講座!4つに分類して考えよう。

初心者必見。白ワインの飲み方と選び方 コラム
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ワインを名前や見た目で適当に注文している。

こんな経験はありませんか?

この方法だと運まかせで注文することになるため、次にまた好みのワインに出会えるかどうかも運しだいになります。

コットン
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せっかくおいしいワインに出会えたんだったら、次もおいしいワインを飲みたいですよね。

そこで今回は、初心者でも自分の好みのワインを注文できるようになるための考え方を解説します。

初心者でも簡単に取り入れられる考え方なので、ぜひ読んでみてくださいね。

>>それぞれの味わいの白ワイン紹介はこちら

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この記事を書いた人

【プロフィール】
2021年 ワインに本格的に目覚める。
2022年 J.S.A.ワインエキスパートに一発合格。
2023年 ワイン初心者のための情報サイト「コットンブログ」設立
ワイン愛好家を増やすため、ワイン仲間を増やすため、毎日がんばってます。

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白ワインを飲むときは品種に注目して4つに分類して考えよう

分類のイメージ

白ワインを飲むときには、ブドウの品種に注目して分類するのが重要です。

ブドウの品種は大きく3つの系統に分けることができ、ワインの作り方で香りに差がでますので、大きく4つの系統に分けることができます。

次の図をご覧ください。

白ワインの味わいを分類した図

ブドウ品種についてはラベル(エチケット)に書いてあることも多く、記載が無ければ写真を取ってGoogleフォトアプリ⇒Googleレンズ で検索すればすぐに説明がでてきますよ。

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4つに分類したあと、それぞれを1種類ずつ飲んでみて、「自分はこの系統が好きだな」と覚えておきましょう。

次回からはその品種を選ぶようにすれば、好みのワインに出会う確率が増えます。

なお酸味も香りも控えめというワインも無くはないのですが、ほぼ低品質なワイン(スーパーで300円程度で売っている、料理酒として使うことがメインとなるようなワイン)がほとんどです。

ここについてはあまり覚える必要もないので、飲まなくて良いです。

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次はそれぞれの系統を細かく見ていきましょう。

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香りがひかえめな品種

代表的な品種:シャルドネ、ミュスカデ、甲州

合う料理  :肉、魚(刺身も)、野菜など

合う人の特徴:ワインは食事と一緒に飲むことが前提の人

 香りが控えめで酸味はゆたか。食事に合わせやすい白ワインが当てはまる系統です。

 居酒屋などで1種類だけワインがおいてあるとしたら、この系統であることが多いです。

 あまり主張が強くないので、刺身や魚介系の料理だけでなく肉でもなんでも合います。

 一方で香りが控えめなため、ワインに香りを求める人にはもの足りなく感じてしまうでしょう。

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主要なブドウ品種はいくつかありますが、まずはシャルドネを覚えておけば問題ありません。

香りがはなやかで酸味がある品種

代表的な品種:ソーヴィニョン・ブラン、 リースリング、 シュナン・ブラン

合う料理  :豚肉、鶏肉、火を通した魚、野菜など

合う人の特徴:フレッシュな香りをしっかり感じたい人

果実や花の香りがしっかりと香り、「ワインの香りがするなぁ」と感じたい人が当てはまる系統です。

ワインにこだわらない飲食店でも、ソーヴィニョン・ブランは置いていることが多いです。

 しっかりと香りが主張してくるため、「この品種が好き!」という差が出やすく、酸味も豊かなので脂身のある肉との相性も良くなります

 一方、生の魚と合わせる場合、魚の臭みを感じやすくなります。この系統のワインと合わせる場合、臭みの少ない魚介を選ぶと良いでしょう。

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最も覚えておきたいのはソーヴィニョン・ブランですが、リースリングも超有名なのでぜひ覚えておきましょう。

香りがはなやかで酸味ひかえめな品種

代表的な品種:ゲヴュルツトラミネール、ヴィオニエ

合う料理  :フルーツ、アイスなど

合う人の特徴:酸味が苦手な人。ワイン単独で楽しむ人。

果実や花の香りが非常に強く、かつ酸味が少ない系統です。

香りが印象的なワインになることが多く、不思議とライチや洋ナシといった果物の香りや、花の香りが前にでてきます。

それなりにワインの品ぞろえが豊富な店に行かない限り、飲食店で出会うことは少ないでしょう。

香りが強いため、合わせる料理に気をつかうものが多いですが、酸味がおだやかなため、甘みのあるデザート類とともに飲みやすいです。

一方、メインの食事と合わせて飲むためにはそれなりの知識がいるため、避けた方が良いでしょう。

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難しい名前ですが、ゲヴュルツトラミネールは覚えておいてください。

香りひかえめな品種に木樽で香りづけしたもの

代表的な品種:シャルドネ

合う料理  :肉、火を通した魚

合う人の特徴:赤ワインのように複雑な香りが好きな方。ワインに深みが欲しい方。

果実の香りは控えめなものの、製造過程で香りがするようになったワインです。

もっとも代表的なのはシャルドネで、果実の香りは控えめなものの樫の木由来のスパイスっぽい香りやバニラのような香りがするものもあります。

香りが複雑なため、ソースを使った肉・魚料理にも負けずに合わせることができる一方、生の魚介と合わせると臭みが強調され、料理の良さをなくしてしまうことが多いです。

果実のフレッシュ感より木樽の複雑さが勝つので、白ワインにフレッシュさを求める人はあまり合わないでしょう。

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香りがはなやかな品種に木樽を使ったものもたくさんありますが、とりあえずそれは置いておき、木樽の香りを感じやすいシャルドネ+木樽を飲んでおきましょう。

>>それぞれの味わいの白ワイン紹介はこちら

初心者におすすめ!白ワインを飲む順番

ステップアップするイメージ

ここまでの解説で、白ワインの特徴をざっくり4つに分類することはできました。

あとは順番に飲んでいくだけですが、まだほとんど白ワインを飲んだことがない人は、次の順番で飲むことをおすすめします

はなやかで酸味ひかえめ ⇒ 香りひかえめ ⇒ はなやかで酸味あり ⇒ 香りひかえめで木樽の香りあり

初心者は白ワインの酸味が苦手なことが多いです。

そこで、①まずは酸味が少ないワインを飲んでみましょう。

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この時点で「好きかも!」と思えれば、しばらくはこの系統を中心に楽しんで行くのが良いでしょう。

逆に「もう少しすっきり飲みたい」と思えるようであれば、次以降に進みましょう。

酸味のある品種については、順番はある程度どうでも良いのですが、香りが弱い方から強い方へ移っていった方がイメージが付きやすいと思います。

よって、②香りひかえめ ⇒ ③香りはなやかで酸味あり ⇒ ④香り控えめで木樽の香りあり と進むのが良いでしょう。

初心者がやりがちな間違い!白ワインを冷やしすぎ問題!

白ワインを氷に入れている写真

ここまでで初心者が飲むべき白ワインについては整理ができてきましたが、まだ1つ大きな問題が残っています。

それは初心者の95%以上がやってしまうであろう問題、「ワイン冷やしすぎ問題」です。

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これは家庭のみならず、飲食店でも本当によく起きている問題です。

白ワインは通常8~12℃程度、ものによっては12~14℃程度で飲むものもあります。

一方、冷蔵庫で冷やしておくと3℃程度まで温度が下がってしまいます。

温度が下がれば香り成分は全く飛ばなくなりますので、冷蔵庫で1日冷やした後に飲んだ場合、先ほどの4系統は全て「香りひかえめ」な味わいになります

家庭で飲む場合、冷蔵庫で冷やすのは2時間くらいまでにしておきましょう。

よく飲食店で「ビールと同じ冷蔵庫から出した直後の白ワインを氷水で一杯にした容器に入れて提供する」みたいな光景がありますが、白ワインを楽しむ観点からすると完全にアウトです。

キンキンに冷えてやがる・・・っ!!

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温度が低すぎるとワインの経験値が全くたまらなくなりますので、

冷えすぎてないかは極力チェックするようにしましょう。

一方で、「香りはなやかな白ワインしかないけれど刺身と一緒に飲みたい」という場合であれば、しっかりと冷やすことで香りが減って臭みが目立たなくなり、合うようになります。

初心者が白ワインを選べるようになるためのおすすめ白ワイン

はなやかで酸味ひかえめ F.E. トリンバック ゲヴェルツトラミネール

酒類の総合専門店 フェリシティー
¥2,592 (2023/08/10 21:57時点 | 楽天市場調べ)

はなやかで酸味がひかえめな品種の代表格、ゲヴュルツトラミネールでできたワインです。

※ゲヴュルツトラミネールはゲヴェルツトラミネールとも言いますが、同じ品種を指しています。

ゲヴュルツトラミネールはフランスのアルザス地方(ドイツとの境目にある)かドイツが有名ですが、これはアルザス地方で造られたワインです。

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ゲヴュルツトラミネールに特徴的なライチの香りがしっかりとただよい、非常に豊かな香りを楽しめます。

香りひかえめ ルイ・ラトゥール シャブリ・ラ・シャンフルール

この系統の代表品種であるシャルドネを100%使用し、フランスのブルゴーニュ地方シャブリ地区で有名生産者が作るワイン。

木樽を一切使わず、フレッシュな果実と花の香りが香るのみで、とても品種の特徴を活かしています。

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ほとんどの食事に寄り添ってくれ、使いやすいワインです。

香りはなやかで酸味あり シレーニ セラー セレクション ソーヴィニヨンブラン

香り高いソーヴィニヨンブランを使用し、ニュージーランドで作られたワインです。

もともと香りがはなやかな品種で、グレープフルーツやパッションフルーツの香りが強いですが、ニュージーランドのこの品種はさらに特有のハーブっぽい香りがして、ハツラツとした印象を受けます。

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品種の特徴として酸味がゆたかなため、食事の際にお口をキリッとさせる役割があります。

香りひかえめ+木樽 高畠 バリック シャルドネ 樫樽熟成

以前当サイトでレビューした日本ワインの上位グレード。

最後なのでちょっと良いのを持ってきました。

木樽を使った白ワインはこってりめなものが多いのですが、こちらは優しい口当たりで食事にもよく合います。

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上品な樽の香りがしてくるため、良いワインを飲んでいるなぁという感覚にしてくれます。

ワインを選ぶのは難しい!その通りかと思いますが、この4系統だけ覚えてしまえば自分の好みがわかり、かなり失敗を減らすことができます。

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飲み比べると味わいがかなり違うことがわかると思います。

飲みすぎに注意しつつ、いろいろ飲んでみてくださいね。

コメント

  1. 魔理沙っち より:

    ワインか~テイスティングをしてみたいと言うのもあるけど
    僕自身はあまりお酒に強くないからなぁ~~一度赤ワインを
    口に含んだことあるけどそれだけで酔ってしまってダメだったなぁ~
    いつか飲めるようになりたいなぁ~~

    • コメントありがとうございます!
      そうですねー、ワインって結構アルコールあるし、お酒に強くないとしんどいですよね。
      今はグラスにちょこっとだけ注文できるお店とかも増えてきましたが、さすがに口に含むだけよりも多いです。(笑)
      ジェラートにしたりして香りだけ楽しめるようなサービスが出てくると良いなぁと思っているんですが、なかなかないですね。

  2. しょごもん より:

    甘口の赤ワインは飲めるのですが白ワインは苦手で、、、
    でもコットンさんの記事で白ワインにもう一度チャレンジしようと思いました。

    • コメントありがとうございます。うれしいです。
      白ワイン苦手な方、結構多いと思います!
      「酸味が苦手!」という人が多いので、まずはゲヴュルツトラミネールなんかはおすすめです。
      甘口ワイン特集も構想しておきますね!
      (甘口ワインのおすすめストックがあまりないので、今から飲んでおすすめ探します(笑))

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