
今回はイタリア中部のマルケ州から、名門ワイナリーのガロフォリが手掛ける『スペーラ ヴェルディッキオ ディ マテリカ』をレビューします!

海側の「イエージ」とはひと味違う、山側の「マテリカ」ならではの強いミネラル感とボリューム感が魅力の白ワインだね!
海側のイエージと山側のマテリカ、同じヴェルディッキオ種でも産地(テロワール)による違いがはっきりと感じられる、非常に興味深い1本でした。
アルネイス種と間違えそうになるほどのふくよかさもありつつ、最後に引き締める苦味が大人の味わいを演出してくれます。
いつもの白ワインとは少し違う、ミネラル感がしっかりとしたワインが好きな方や、イタリアの土着品種の面白さに触れたい方にぜひお試しいただきたいワインです。
今回レビューするワインはこちら!
このワインのオススメ度
単純なおいしさと、用途を含めたコスパの両方でオススメ度を出しています。
- おいしさ:40/100点(おしとやかな香りとボリューム感のギャップ!)
- コスパ:55/100点(2,500円台でマテリカのテロワールを存分に堪能できる!)
- 合計:95/100点

強いミネラルと最後に来る心地よい苦味が、全体の味をピシッと引き締めてくれて飲みごたえバツグンだよ!
ワインの特徴

- ブドウ品種:ヴェルディッキオ 100%
- 産地:イタリア / マルケ州(マテリカ地区)
- 収穫年:2023年
- ワイナリー:ガロフォリ(Garofoli)
- 価格:2,500円台
ヴェルディッキオ・ディ・マテリカとは? ヴェルディッキオはイタリア中部のマルケ州を代表する白ワイン用ブドウ品種です。有名な産地として海側の「カステッリ・ディ・イエージ」がありますが、今回ご紹介するのは山側の「マテリカ」地区のもの。マテリカは標高が高く冷涼で、土壌由来の強いミネラル感や塩味を感じるのが大きな特徴です。
テイスティングコメント(上級者向け)

外観はしっかりと色付いたイエロー。 香りのボリュームはセミアロマティック程度でおしとやかな印象を受けますが、熟したリンゴや華やかなオレンジの花のニュアンスに、明確なヨード感が立ち上がります。
口に含むと酸味はほどよく、口中を包み込むような豊かなボリューム感が広がります。ピエモンテ州のアルネイス種と間違えそうになる骨格の太さがありますが、それ以上に強靭なミネラルが全体を支えている印象です。
余韻には割としっかりとした苦味が残り、海側のイエージとの違い(マテリカらしさ)を強く実感できる仕上がりとなっています。
初心者のための味わい解説
「優しくおしとやかな香り」と「しっかりとした飲みごたえ」のギャップが楽しい白ワインです。
グラスに注ぐと、熟したリンゴやオレンジの花のような、ふんわりとした甘く爽やかな香りが広がります。
しかし、ひとくち飲んでみると印象は一変!スッキリしているだけではなく、果実の旨みが口いっぱいに広がるような重厚感(ボリューム感)があります。
最大の特徴は、海風のような「塩味(ミネラル感)」と、後味に残る「心地よい苦味」。ただフルーティーなだけでなく、キリッとしたミネラルが全体を引き締めてくれるので、食事にとてもよく合う大人な味わいです。
料理とのマリアージュ(合わせ方)
強いミネラルと程よい苦味、そして口中でのボリューム感があるため、魚介類はもちろん、少し食べ応えのある料理にも負けません。
- 豚肉の塩焼きにハーブかけたもの(ハーブの香りとワインのほろ苦さがマッチ)
- 天ぷら(塩を少し強めに振って合わせるのがおすすめ)
このワインの用途
週末の少し贅沢なディナーのお供に最適です。
また、ブラインドテイスティングの練習用としても非常に優秀。
「アルネイスとの違い」や「イエージとマテリカの違い」を体感する教材として、ワイン会に持ち込んでも盛り上がること間違いなしです!



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