フランス アルザス地方で、使用しても良いブドウ品種を全て使用した挑戦的なワイン。
アルザスを代表する「マルセル・ダイス」が作るワインです。
ワイン漫画「神の雫」では、「アルザスワインへのアンチテーゼ」と称されており、伝統へ挑戦しつつも絶妙なバランスが取られ、品質の高いワインとして紹介されていました。
近年では、同じワインをビオディナミ農法で作る「コンプランタシオン ナチュール」も作られ始めており、注目のワインです。

アルザス・コンンプランタシオン マルセル・ダイス のおすすめ度

初心者向け:★★★★☆
飲みなれた人向け:★★★★★
マニア向け:★★★★★

これは・・・すごい!(笑)
高級感と飲みやすさの両立!
アルザス・コンンプランタシオン マルセル・ダイスの特徴
フランス北部のアルザス地方で生産される、13品種をブレンドした挑戦的なワイン。
「アルザス」と名乗るためには、原産地呼称法を守る必要がありますが、この時に使用可能なブドウ品種を全て使って作っているのです。

通常、アルザス地方のワインは単一の品種で作る場合がほとんどだよ!
後述しますが、13品種が織りなす多層的な味わいでありながらも、味わいがしっかりまとまっている素晴らしいワインでした!
アルザス・コンンプランタシオン マルセル・ダイスの味わい

外観
若干朱色を入れたような色調で、濃いイエロー。
やや粘性のある液体で、ボリュームを感じさせます。
香り
非常にアロマティックで、たくさんの果実や花が押し寄せるイメージの香りです。
熟したレモン、リンゴ、洋ナシ、モモ、ライチといった果物と、アカシアを中心とする数種類の花たち。
そして合間合間に甘いスパイスの香りがあり、本当に多層的で驚きます。
味わい
ボリュームやコクはありますが、まっすぐに伝わるシャープな酸味・じんわり広がるマイルドな酸味が混在し、しつこくない味わい。
最後にほんの少しだけ苦みが感じられ、全体のバランスをうまくとっている印象です。
すべての味わいの要素が何層にも重なり、余韻も長く素晴らしいワインです。
総評
香り・味わいが非常に多層的で、高い水準でバランスが取れているワイン。

これまで飲んだ中でもトップ5に入る、感動した白ワイン!
価格は決して安くはありませんが、同価格帯の中でも頭ひとつふたつ飛びぬけた品質で、一度は飲んでみてほしいと感じます。
飲み始めはしっかり冷やしていてもおいしいですが、徐々に温度が上がってくると表情を変えてくれるワインなので、8℃くらいで飲み始めてから、16℃くらいに上がるまで楽しんでみてほしいです。
アルザス・コンンプランタシオン マルセル・ダイスが合いそうな料理
このワインを合わせるなら、ワインの複雑な香りに合わせてエスニックや甘口カレーなどの香りのある料理がおすすめ。
また、ワインが持つたくさんのフルーツの香りに合わせ、シンプルにフレッシュなフルーツをいただいても良くあうと思います。
でも一番のおすすめは、ワインを単独で楽しむこと。
ワインの満足度が非常に高いので、是非とも時間をかけて楽しんで欲しいです。

最初の1~2杯だけで良いので、変化していくワイン単独の味や香りを楽しんでほしい!十分に満足できるはずです!

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