今回レビューするのはパイパー エドシックというシャンパーニュ(シャンパン)。
マリリン・モンローが愛飲し「寝る時に身に着けるのはシャネルの5番。毎朝欠かさないのはパイパー・エドシック。私の目覚めの1杯よ。」とまで言わせたワイン。
アカデミー賞でもふるまわれる、素晴らしいワインです。
今回はこちらを飲んだのでレビューします!

パイパー エドシックのおすすめ度

初心者向け:★★★★☆
飲みなれた人向け:★★★★☆
マニア向け:★★★☆☆

価格の割に、高級感を感じさせてくれるハイコスパシャンパーニュ!
パイパー エドシックの特徴
シャンパーニュ地方のモンターニュ・ド・ランス地区にあるパイパーエドシック。
非常に歴史のあるメゾンです。
シャンパーニュは大手ワイナリーであるメゾン(主にネゴシアン・マニピュラン)と小規模生産者(主にレコルタン・マニピュラン)に分かれますが、メゾンは価格がかなり高騰しています。
そんな中、パイパーエドシックは価格高騰に耐え、大手メゾンらしい品質を維持している希少なワイナリー。
飲む前から期待感は高まります!
パイパー エドシックの味わい

外観
澄んでいて輝きもあり、しっかりとした黄色の色調です。
エッジや泡の周辺にほんのりと色素を感じ、黒ブドウを使っている存在感があります。
細かな泡が持続的に立ち上り、品質の高さを感じます。
香り
最初に感じるのはリンゴとイーストの香り。しっかりと瓶内で熟成され、
酵母の香りが溶け込んでいます。
少しはちみつや花のニュアンスも混じっていて、使っているブドウが成熟している印象です。
味わい
口に含むとやや粘度のある印象で、舌全体にじんわりと広がっていきます。
シャープな印象だけではなく、舌の中央あたりでふくよかに酵母の香りやうまみが広がっていきます。
白ブドウのシャルドネがきりっとした印象、ふくよかさはピノ・ノワールやムニエといった黒ブドウが影響しているように感じます。
キレだけではなく、飲んでいて楽しい味わいです。
総評
品質の高い果実を使って、丁寧に作られていることを感じさせられました。
豊かな香りとボディもありつつ、しっかりとキレのある味わいで、価格に対して品質がとても高い、ハイコスパシャンパーニュと言えます。
パイパー・エドシックが合いそうな料理
よく、「シャンパーニュにはキャビア」と言いますが、こちらは果実味が強すぎて生臭さが出てしまうでしょう。
奥行きのある味わいのシャンパーニュなので、魚介よりも肉に向きそうです。
ベストは鶏肉で、鶏肉であれば特に調理法は気にしなくて良いと思います。
特におすすめなのは焼き鳥で、若干焦がして味わいに深みを持たせた鶏肉であれば、ベストマッチすると思います。

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