今回は南アフリカのシュナン・ブラン種を飲んだのでレビューします。
南アフリカワインの中心地ステレンボッシュで作られた、南アフリカワインの代表的な品種であるシュナン・ブラン。
ワイナリーによって品質は千差万別ですが、今回のワインはおすすめできるものでした!
是非最後まで読んでいってくださいね。

ロングリッジ シュナンブランのおすすめ度

初心者向け:★★★☆☆
飲みなれた人向け:★★★★☆
マニア向け:★★☆☆☆

丁寧に作られ、生産者の技を感じるワイン!飲みなれた人にこそ飲んで欲しい!
ロングリッジ シュナンブランの特徴
南アフリカの代表的な産地、ステレンボッシュで作られるワイン。
こちらはビオロジック農法を取り入れており、ワイナリーの意識の高さがうかがえます。
製法を確認すると、90% がフランス産およびハンガリー産の熟成オーク樽で、10% がコンクリート卵で 12 か月間熟成と記載されており、狙った味わいにするためにこだわりの熟成方法を取っていることがわかります。
南アフリカのシュナン・ブランは、ステンレスタンクで熟成する果実味中心タイプと、木樽を効かせるタイプがありますが、こちらは後者ですね。
ロングリッジ シュナンブランの味わい

外観
しっかりと黄金色がかかっていて粘性もあり、日の光をたっぷり浴びて成熟した果実を使っているように思われます。
色もやや濃いめで、味わいのボリュームがありそうです。
香り
香り自体はやや控えめ。
シュナン・ブランの特徴として言われる黄色いリンゴや黄桃の香りが最初にしっかりと感じられます。
バニラなどの樽香は若干ありますが、かなり控えめ。
おそらく新樽は使ってなさそうです。
味わい
飲み口はマイルドで、シュナン・ブランの特徴である酸味も強すぎません。
ボリュームも程よくバランスがいいため、ワインを飲みなれていない人でも楽しめるような口当たりです。
飲み込んだ後、バニラやココナッツのような香りがふわりと感じられます。非常に心地よいです。
総評
全体として、バランスよくまとまった高品質なシュナン・ブランという印象です。
木樽の使い方が優しく、最後に少し香らせるのが良い仕事をしているなと感じました。
南アフリカのスタンダードなスタイルをしっかりと作っている印象でした。
ロングリッジ シュナンブランと合いそうな料理
バランスが良いワインのため、料理への合わせ方で悩むことは特になさそうです。
果実の成熟度が高く、余韻で樽の香りもあることから、生魚は避けた方が無難かと思いました。
火を通してやや甘いニュアンスのある野菜料理であれば、間違いなく合うと思います。
クリーミーな鶏肉料理(例えばと鶏肉入りのクリームシチューや、バターで焼いた鶏肉など)と合わせると、余分な脂だけを流し、料理のバランスを良くしてくれると思います。
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