ヴィノテラスワインスクールの福袋に入っていたシラー種のワイン。
かなりリーズナブルな価格帯で、デイリーワインとして飲みやすいです。
普通のフランス シラー のワインとはかなり違った味わいでしたので、レビューします。
カーヴ・ド・タン シラーのおすすめ度

初心者向け:★★☆☆☆
飲みなれた人向け:★☆☆☆☆
マニア向け:★☆☆☆☆

初心者でも飲みやすいけど、品種の特徴はかなり弱い・・・
カーヴ・ド・タン シラーの特徴
南フランスに位置するローヌ地方。
この地方を代表するブドウ品種であるシラーは、スミレやコショウの香りが特徴的で、やや動物的なニュアンスを持つことで知られています。
特にローヌ地方北側の産地では、シラーを用いた高級ワインが生産されていますが、このワインはおそらく南ローヌ側。
南ローヌは温暖で安定した気候により、果実味豊かなワインとなることが特徴です。
このワインの味わいは果たして・・・?
カーヴ・ド・タン シラーの味わい

外観
明るくてルビー系の色調なため、普通のフランスのシラーとは大きく異なります。
(フランスのシラーはガーネット系の色調で、エッジが紫がかっており、色も深みがあるものが多い。)
一方で粘性はやや高めなので、果実はしっかりと成熟していそうです。
香り
香り成分が多い印象よりは、最初にアルコール感がグッと香る印象です。
数回スワリング(クルクル回す)すると、カシスや熟したブルーベリーっぽい香りがあります。
シラーの特徴であるスミレの花の香りはしっかりありますが、スパイスの香りはやや控えめで、動物的なニュアンスはかなり少ないです。
味わい
色調から想像するよりはやや強い口当たりですが、シラーとしてはかなり控えめ。
酸味は豊かであるものの、渋みが抑えられているため、後味はすっきりする印象です。
エレガント寄りなワインと言えます。
総評
香り、味わいともにやや控えめで、シラーを飲みたいという人には物足りない印象になりそうです。
一方で、ややエッジの強いグルナッシュのようなワインを飲みたい方には合うように思います。
クセの少ないワインなので、料理との相性に悩みたくない人には好いでしょう。
カーヴ・ド・タン シラーが合いそうな料理
クセがあまり強くないワインなので、様々な料理に合いやすいと思われました。
肉料理であれば特に鶏・豚・牛などを問わずに合わせることができると思います。
また、渋みが控えめなためパスタ類にもよく合いそうです。
ジェノベーゼのようなハーブの香りを前面に押し出すようなものでなければ、たいていのパスタには合うことでしょう。
特にトマトソースやミートソースとの相性はよさそうです。
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