今回はスイスのシャスラ種ワインを飲んだのでレビューします。
単一のワイナリーが作っているのではなく、複数のワイナリーが集まって作られる共同組合のワイン。
スイスワインは国外に出回ることが少ないですが、今回のワインはなかなか品質が高く、見かけたらぜひ買ってみてほしいワインでした。
ワインのおすすめ度
初心者向け:★★★☆☆
飲みなれた人向け:★★★★☆
マニア向け:★★★☆☆
軽やかでいて花の香りがしっかりするワイン!飲みなれた人にもおすすめ!
ワインの特徴
スイス ヴォー州で400以上のワイナリーが集合してできている「カーブ・ド・ラ・コート」が作る、シャスラ100%のワイン。
スイスワインはほとんどがスイス国内で消費されてしまうため、なかなか貴重な逸品です。
シャスラはミネラル感や酸味が豊かですが、あまり特徴的な香りが無いとされています。
良質なものではリンゴや洋ナシの香りや花の香りが強くなりますが、果たしてこのワインは・・・?
ワインの味わい
外観
非常に透明感があってキラキラ透き通っています。
ややトロリとした粘性があり、しっかりと成熟した果実を使ってワインを作っている印象を受けます。
ワインの輝きはオイリーな成分(グリセロール)の影響によるところもあるため、まろやかな飲み口であることがうかがえます。
香り
リンゴや洋ナシの香りがストレートに香り、少し花の香りも感じられます。
ダージリンティーのような香りやべっこう飴のような香りもあり、華やかな印象を与えてくれます。
また鉱物的なミネラルも若干感じられますが、ミネラルの香りはなかなか難しいですね。
香りからは、品質が高い印象を受けます。
味わい
非常にフレッシュなワインのため、ややシュワシュワした泡のような舌触りがありつつ、粘度もあるため口中に優しくなじむような口当たりです。
シャスラにしては酸味はややマイルドですが、後味にやや苦みがあり、優しいだけではなくキュッと締まるようなバランスの良さを感じます。
ちなみに抜栓後一日経つとシュワシュワ感は消え、滑らかな舌触りになりました。
個人的にはこちらの方が好みです。
総評
香りが強く広がるワインではありませんが、様々な香りが重なりあって感じられ、よくできたワインだと感じました。
何にでも合いガブガブ飲めるシャスラではなく、軽いけれど品質の高いシャスラと言えます。
合いそうな料理
酸味がある割には粘度が高めなので、脂質を含んだ料理によく合いそうです。
カルパッチョ全般に合うと思いますが、魚だとやや臭みがたってしまうので、貝が良いと感じました。
ホタテにオリーブオイルと塩とレモン、お好みでオールスパイスをかけたらよく合いました。
また、脂質をしっかり含んでいるソフトなタイプのチーズにもよく合いそうです。
私は体質的にチーズが食べられないので、合わせた方はコメントお願いします
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