「お世話になった人や気になる人にワインをプレゼントしたい!」という人も多いはず。
高級なイメージのあるワインは、お酒好きな人へのプレゼントの定番と言えます。
僕もワインをもらえたらとてもうれしい!
ただワインは種類が多すぎて選びにくく、「相手の好みに合わなかったらどうしよう。」と不安になりませんか?
またワインに詳しい人はうんちく好きなイメージが強く、プレゼントするにはやや不安を感じる人もいると思います。
本当は気軽にプレゼントしてあげてほしいけど、渡す側は勇気がいるよね。
そこで今回はワインエキスパートである私が「プレゼントでは避けたほうがいいワイン」「プレゼントして喜んでもらえるワイン」をご紹介します!
後半ではプレゼントに最適なワインを、プレゼントするときのメッセージも含めてご紹介します。
ぜひ最後までご覧ください。
プレゼントで避けるべきワイン
まずはプレゼントで極力避けるべきワインを見ていきましょう。
避けたいのは、熟成ワイン・蝋キャップのワイン・スクリューキャップのワインの3つ。
特に熟成ワインは意外とやりがちなので注意!
熟成ワインがプレゼントに向かない理由
「生まれ年のワインです。」のようにプレゼントをするイメージがありますが、実は熟成ワインはプレゼントする側、される側に知識と設備が無いとトラブルの元です。
熟成ワインは温度や振動に非常にデリケートで、プレゼントするまでの期間はワインセラーで保管することが必須。
またプレゼントのために持ち運ぶ際は必ず振動がありますが、これも熟成ワインの天敵。
熟成ワイン中にはたくさんの沈殿物があり、これが振動によって舞い上がるため、味わいが崩れてしまいます。
一度舞い上がった沈殿物は1週間程度かけてしっかり沈める必要があるため、プレゼントされた側もワインをセラーで寝かせる必要かあります。
さらに熟成ワインのコルクは劣化して開けにくいことも多く、開ける際に一定の技量が必要です。
僕も最初はコルクがバラバラになってました・・・。
これらを考えると、熟成ワインをプレゼントするのは双方にかなり負担がかかるため、プレゼントとしては避けておくのが無難でしょう。
蝋キャップのワインがプレゼントに向かない理由
蝋キャップのワインもプレゼントに向きません。
そもそも蝋キャップとは、ワインのコルクの上に被せるキャップシール(通常はアルミ)を、蝋を溶かして行っているもの。
昔ながらのキャップのため数は多くありませんが、一部のワインでは今も使われています。
これの開封方法が、最初は分かりにくい…(笑)
慣れた人なら、蝋キャップの上からスクリューを刺し、こぼれた蝋を容器などで受け、口部に残った蝋をキレイにしてから、コルクを引き抜きます。
しかし、特に予備知識のない方にこの開封方法は相当難しく、蝋を飛び散らせてしまって掃除が大変になることは目に見えています。
せっかくのプレゼントですから、相手に嫌な思いはして欲しくないですね。
スクリューキャップがプレゼントに向かない理由
プレゼントするシチュエーションにもよりますが、高級なものをプレゼントするとき、相手が年配の方の場合などは、スクリューキャップも避けるのが無難でしょう。
機能的には、先ほどの蝋キャップとは違い、スクリューキャップには何のデメリットもありません。
むしろ道具も使わず開封できるため、コルク以上に優れていると言えます。
さらに、コルクであれば発生する懸念のあるブショネ(コルクの欠陥臭)が発生する懸念もなく、非常に優秀です。
そんなスクリューキャップにもひとつだけデメリットがあります。それは「高級感が無いこと」。
ワインに精通した人ならばスクリューキャップの機能性は熟知し、スクリューキャップの高級ワインがあることは知っていることでしょう。
しかしそうではない場合「安っぽいワインだなぁ」と思われてしまう可能性があります。
コルク栓のワインにしておくのが無難でしょう。
僕の経験上、年配の方ほどスクリューキャップへの抵抗感が強い気がするよ!
プレゼントに最適なワインを紹介!
プレゼントに向いたワインを考えると、ここまでの解説と逆に、「長期熟成していない(10年物未満)、コルク栓のワイン」であることがわかりました。
ここからはさらに、相手に喜んでもらえるために考えるポイントをご紹介します。
それは相手の人間性を褒めつつ渡せるワインを選ぶこと。
これだけではわかりづらいと思いますので、具体例と実際のワインを交えながらご紹介します。
ひとつの分野で仕事を頑張ってきた人に、退職プレゼントをする場合
一つの分野で頑張ってきた人に贈りたいのは、単一のブドウ品種で作られたワイン。
世界最高峰のワイン産地、ブルゴーニュ地方のものが知名度的にもおすすめです。
ブルゴーニュは生産者と畑が多くてややこしいから、オススメを一つ教えるよ!
おすすめのワインは「ドルーアン・ラローズ」という生産者のもの。
この生産者は170年以上の歴史をもつ老舗ワイナリーで、近年のトレンドを追いかけることなく、伝統的なワイン作りを一貫して行っています。
ドルーアン・ラローズは、国に「特級畑」として認定される畑をいくつも有しており、その実力は折り紙付き。
そんなドルーアン・ラローズですが、ワイン投資などで近年異様な価格高騰を見せるブルゴーニュ地方の中にあって、極力値上げをしないワイナリーとして知られています。
原料が値上げするなどした分は価格転嫁しますが、余計な利益は取らない。この信念により「ブルゴーニュの良心」と呼ばれているほどです。
泥臭く愚直にワインを愛して作っている姿勢が、ひとつの分野をやり続けた人に重なるのではないでしょうか。
ワインの種類が多いので、価格帯ごとにおすすめをピックアップするよ!
この中で最も高価なワインについて調べたら、ワインネーションというサイトがネット最安値だったよ!
色々な経験をしてきた人に送るワイン
いくつもの仕事をこなしてきた人や、プライベートと仕事のバランスをうまく取っていた人へのプレゼントは、複数のブドウ品種をブレンドしたものがおすすめです。
代表的なのはフランス、ボルドー地方のワイン!
ワインを飲む人なら一度は聞いたことがある名前のため、知名度も抜群です。
シャトー カロン・セギュールは、ボルドー地方のメドック地区格付け3級に認定されており、高い品質と長い歴史をもち世界的に有名なワイン。
「格付け3級」と聞くと印象が良くないかも知れませんが、そもそも一流のワインのみしか格付けを受けることができないため、非常に高い評価を受けていると言えます。
さらに、大昔ワイナリーのオーナーだったセギュール侯爵は「私は格付け1級のラフィット・ロートシルトやラトゥールのオーナーでもあるが、私の心はカロン・セギュールにある」と発言。
ある意味では、格付けの頂点に君臨する1級のワイナリーよりも愛されているワインと言えます。
そんなカロン・セギュールは、カベルネ・ソーヴィニヨン、メルロー、カベルネ・フラン、プティ・ヴェルドという4種類のブドウを、年によって比率を微調整しながら混ぜ合わせ、絶妙なバランスに仕上げています。
個性溢れる品種を熟練の職人が混ぜ合わせ、均整の取れた1本のワインに仕上げる。
まさに長年いろいろなバランスを取って仕事をしてきた人にピッタリであるといえます。
フルボディの渋いワインですが甘味もある味わいで、プレゼントすればこれまでの色々な経験を思い出してもらいながら飲んでいただけると思います。
こちらはマイワインクラブがネット最安値でした。
調査したところ、通販大手のマイワインクラブで、楽天よりも2~3割安く販売されており最安値のようでした。
他のボルドーワインも軒並みネット最安値付近で販売されているため、プレゼントを探してみてはいかがでしょうか。
遠方で働くことになった人にプレゼントするワイン
このような人には、フランスで日本人醸造家が手掛けているワイナリー、ルー・デュモンのワインがおすすめです。
このワインを作ったのは日本から渡仏した仲田さんという醸造家。
彼は単身フランスに渡り、各地のワイナリーで地道に修行を積み重ね、ようやくブルゴーニュ地方に自分のワイナリーを設立するに至ります。
しかし当時は「日本人が作っている珍しいワイン」という程度の評価しかもらえなかったそう。
そんなある時、「ワイン作りの神様」と言われるアンリ・ジャイエ氏が彼のワインを絶賛!瞬く間に現地の人々に認められるようになりました。
ちなみにアンリ・ジャイエは「自身の影響力が大きすぎるため、むやみに他人のワインにコメントしない」と知られていた人物でした。
新たな場所でゼロからスタートし、地道に努力して神様に認められるようになったワイン。
新天地で頑張ることになった方にプレゼントし、背中を押してみてはいかがでしょうか?
リーズナブルなグレードも多数ありますので、予算に合わせて選べるのもポイントです。
愛妻(夫)家にプレゼントするワイン
これは「パープル・レイン」という、見た目がとてもキレイな紫色のスパークリングワイン。
元々は白のスパークリングワインですが、チョウマメという植物の花のエキスを添加することでスミレ色になっています。
このチョウマメこそが愛妻(夫)家にプレゼントするポイント!
この手法は「ワイナリーのスタッフがオーガニック志向の高い妻のために、添加物を含まないワインを作れないか?」と試行錯誤して生まれたのです。
通常、ワインには酸化防止剤である亜硫酸ナトリウムが含まれますが、抗酸化作用のあるチョウマメの花で代用。
これが見事にハマり、美しい色だけでなくワインとしての美味しさも得ることができたのです。
夫婦愛で産み出されたワイン。見た目も美しいため、プレゼントした後に夫婦で飲んでもらえたら最高ですね。
↓こちらは通販大手のワインネーションから購入可能です。
ワインのプレゼントに迷ったらお問い合わせフォームからご相談ください
いくつかのケースでワインをご紹介しましたが、ワインのプレゼントで迷ったらお問い合わせフォームからお気軽にご相談ください。
極力ご要望に合うワインを、渡す際に話せるようなエピソードを添えてお返事致します。(もちろん完全無料です。)
できるだけ安価に購入できる通販サイト(楽天など)も合わせてご提案します!
なお、お問い合わせいただく際は下記についてもご連絡いただけるとスムーズです。
ご予算、ワインのタイプ(赤・白・泡など)、どんな人に渡したいか、どんな気持ちを伝えたいか、その他のご要望(ラベルが可愛い方がいい…など)
ご相談いただく際は、時間に余裕を持ってご相談ください。
いかがでしたか?
ワインはプレゼントにピッタリで、相手に感動を与えることもできます。
一番大事なのは「相手にどういう気持ちを伝えるか」なので、本記事を参考にして伝えたい気持ちとワインを整理してみてくださいね。
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