【ロマネコンティはなぜ高い?】ワインの価格と味わいの関係を解説

ロマネコンティはなぜ高い?ワインの価格とおいしさの関係 コラム
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100万円を越える飲み物」と聞くと、真っ先にワインが思い浮かびます。

その筆頭が有名なロマネコンティで、ネット価格で400万円以上はします。

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しかし「なぜここまで高額なのか?」と聞かれると、なかなか答えに困りませんか?

ワインの価格を上げる要素は希少性、作り方、ブドウの収量などがあり、ロマネ・コンティの場合は特に希少性で値段がつり上がっています。

コットン
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今回はワインの価格を決定する要素を解説します!

味わいと価格の関係も知ることができますよ。

ワインの価格を押し上げる要素を知ると、コスパの良いワインを選べるようになりますよ!

価格に見合った高級ワインも紹介しています。

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この記事を書いた人

【プロフィール】
2021年 ワインに本格的に目覚める。
2022年 J.S.A.ワインエキスパートに一発合格。
2023年 ワイン初心者のための情報サイト「コットンブログ」設立
ワイン愛好家を増やすため、ワイン仲間を増やすため、毎日がんばってます。

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ワインの価格と味わいの関係

「高価なワインほどおいしい」とは、一概に言えません。

ワインの価格をつり上げる要素の中には味わいに全く影響しない要素があるからです。

代表的なものを見てみましょう。

味わいに関係する要素味わいに関係しない要素
・手作業の比率
・木樽の使用
・ブドウの収穫量
・希少性

味わいに関係する要素

花でできたグラフ

価格を押し上げる要素の中で、味わいに関係するものを見ていきましょう。

一言でいえば「どれだけこだわって作っているか?」です。

ブドウの品質にこだわったり、高級な生産設備を使ったり、手作業にこだわったりすると値段が上がっていきます。

原料となるブドウの収穫量が少なければ高価になる

原料になるブドウにこだわり、あえて収穫量を少なくすることで、ワインの味わいは良くなり高価になります。

そのメカニズムを解説します。

1本の木から採れるブドウを少なくすると高価になる

ブドウの果実の数と栄養を現した模式図

食用フルーツを育てる際も、結実した後に良い実を残し、他の実を切り落とす手法が知られています。残した果実に栄養を集中させるためですね。

ワイン用ブドウでも同じ手法を取っており、普通に育てれば1本あたり8房とれるブドウをあえて2房まで落としたりする例もあります。

コットン
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収穫量を落とすほど味・香りともに凝縮されますが、ワイン生産量はどんどん落ちていきます。

つまり、栄養を集中させたブドウで作ったワインの方がおいしくて高価になります。

また一般的に若い木の方が多くの果実をつけ、古い木は果実の量が少なくなります。

一方で、古い木の方が根が地中深くまで伸びて多くの栄養を得ることができるため、味わい深くなります。

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ブドウの樹齢が一定以上にならないとワイン生産をしないワイナリーもあるくらい、樹齢と味わいは密接に結びついています。

よって、古い木でとれたブドウを使ったワインの方がおいしくて高価になります。

木に雨水を吸わせず凝縮されたブドウを作ると高価になる

先ほどの例と似ていますが、木から採れるブドウの重さを減らすことでもブドウが味わい深くなります。

おいしいワインを造る場合、間隔を密にしてブドウの木を植えブドウの根を下方向に誘導してやり、土壌中の深い場所にあるミネラルを吸わせます。また、雨水を吸いにくくすることで味・香りが凝縮されたブドウを作ることができます。

大量生産する場合は、間隔をあけてブドウの木を植え、根を横方向に広げさせることで雨水を吸収しやすくなります。これによりたっぷりと水分を含むブドウを作り、ブドウ1房から作られるワインを多くすることができます。

一見すると木をたくさん植えた方がたくさんのワインを造ることができるように思われますが、実際には逆です。

広々とした場所に間隔をあけてブドウを植え、全く選果しなければ、かなり大量にワインを生産することができるものの味・香りともに薄いものになります。

こうした事態を避けるため、先ほどのブドウの木からの収穫量も含め、法律で収量制限が設定されています。

収量制限って?

大量生産を目指すあまり、ブドウの質が下がることを規制する法律。「畑1haから採って良いブドウは○○kgまで」と決めることで、栄養が行き届かないブドウを作ることを防ぐ。上位の格付けになるほど許容される収量が下がっていき、厳しくなる。

ここまでをまとめると、畑から採れるブドウの量が少ないほどおいしくて高価になります。

こだわった作り方をすると高価になる

日本の職人をイメージするとわかりやすいですが、ワイン作りでもこだわりが強いと味わいは良くなるものの高価になります。

基本的なワインの作り方はこちらの記事を参考にしてください。

代表的なものを解説します。

発酵・熟成時に新しい木樽(新樽)を使うと高価になる

ワインを発酵・熟成させるときに使用する容器として、主にステンレス製タンク・古い木樽(古樽)・新しい木樽(新樽)などがあります。

ワインに高級感をもたせるため、複雑な香りにするときは新樽を使うのがセオリーですが、新樽は毎回買いなおす必要があります。

一方でステンレスタンクや古樽は使いまわすことができるため、原材料費があまりかかりません。

新樽とステンレスタンク・古樽の違い
コットン
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特に赤ワインでは複雑な香りを持つ方が優雅なものになるため、新樽比率は重要です。

新樽比率って?

ワインを熟成するときは複数の樽に分けて熟成した後に混ぜるのが一般的だが、その際に「どれくらいの割合で新樽を使ったか?」を示す数値。例えば新樽比率30%であれば「100Lのワインのうち30Lは新樽で熟成し、残り70Lはステンレスタンクか古樽で熟成させ、最後に混ぜました」ということ。

畑の管理を人間が行うと高価になる

農薬を使えば害虫や菌が来なくなり、人が世話をしなくてもブドウが収穫できるようになります。

一方で、農薬の成分は地面や葉を通って木に吸収されるため、香りや味わいに影響するといわれています。

コットン
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現代では「農薬の必要性は認めつつも、できるだけ少なくしよう」というのがワイン業界のスタンダードになっています。

農薬の使用を減らそうとすると、その分だけ人が動いて木を守らなければならず、人件費がかさみます。

そのほか、農業機械など様々な方法で人件費を下げることができますが、農薬と同様に木や土壌がダメージを受け、おいしさは減っていきます。

ロマネコンティの作り方は世界最高水準にお金がかかる

それではここまで解説した内容について、ロマネコンティはどのように作っているのでしょうか?

一覧表にして見てみましょう。

要素ロマネコンティの場合
収量
制限
同じ格付けのワインと比べて2/3~1/4程度
(世界でもトップの制限水準)
木樽最高級(トロンセ)の新樽100%
農薬不使用
農業
機械
不使用
肥料化学肥料は不使用
その他畑には常に人がいてブドウの面倒を見ている

とんでもないこだわりようで、価格が高いのもわかりますね。

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しかしこれだけではさすがに「1本400万円」には到底及びません。

問題は、次に解説する希少性です。

味わいに関係しない要素 希少性

お金が右肩上がりで増える写真

ワインは味わいだけでなく、希少性によっても大きく価格が変動し、ある一定以上の価格では希少性による価格上昇の方が大きいくらいです。

その価格上昇は宝石と似ていますが、ワインは消耗品でもあるため特有の事項もあります。

この後詳しく解説します。

発売直後 オークションによる急騰

突然ですが、ロマネコンティの生産本数はご存じですか?

収穫年にもよりますが、おおむね6,000本/年しか生産されません。めちゃくちゃ少ないです。

この場合、需要が供給を大幅に上回るため価格が大幅に吊り上げられ、オークションで最も高値を付けた6,000人に買われます。

イメージとしては宝石に近い上がり方ですね。この時点でまず値段が急騰します。

特に、ロマネコンティが生産されるブルゴーニュ地方は、希少性が上がりやすい特徴を持っています。

しかし本当に恐ろしいのは、次に解説するワイン特有の希少性です。

消費されていくことによる希少性の増加

1990年代以降のロマネコンティの当たり年は1990年、1999年、2003年、2005年、2009年、2010年です。そして毎年6,000本しか生産されません。

ロマネコンティクラスのワインになると、ある程度熟成したものがおいしいため、基本的には古いものから飲まれていきます。

しかし1990年のロマネコンティは6,000本しかなく、あとから増やすこともできないので、飲めば減っていきます。最後の方になると最初の数百倍の希少性になるのです。

ワインの希少性の模式図

しかしここで消費者は、「次の当たり年のワインを買って、飲み頃になるまで待てば良いんじゃない?」と気づきます。

ワインの希少性の模式図

こうして、希少性が上がったワインに引っ張られる形で、それよりも若い年のワインも順番に争奪戦が始まっていくのです。

こうなると限られたお金持ちしか手が出せない金額まですぐに跳ね上がってしまい、庶民が手を出せるものではなくなります。

投資家向けの現物資産としての機能もある

「今は金の価格が上昇して~」のように、貴金属へ投資する話を聞いたことはありませんか?

実はワインも貴金属と同じく、資産運用のための投資対象として知られています。

高品質なワインを良好な環境で保管すれば100年以上の熟成に耐えるうえ、時間とともに希少性も上がっていくため、ローリスク・ハイリターンな投資として人気です。

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私自身がワインへの投資は否定的なのでこの場で紹介はしませんが、ワインセラーを買うなどの設備投資もなく、簡単に始めることができます。

一般人が注意するポイントは 味わいに応じた価格なのかどうか

「たまにはおいしい高級ワインを飲みたい」という一般人にとっては、希少性の高さに伴う価格設定がされているものを避ける方が、最もコスパが良いです。

ロマネコンティを始めとしたフランス ブルゴーニュの一部のワインや、アメリカの小規模生産ワイン(カルトワイン)などは希少性が高すぎるため危険です。

せっかくここまで当記事を読んでいただいたので、できればこういったワインを避けるため、私のおすすめする高級ワインをご紹介します。

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TVドラマ「神の雫」で、主人公たちが「これぞ神の雫(すごいワイン)である!」と紹介したことで、注文が殺到して値段が跳ね上がったワイン。

しかし生産者はこの状況を不満に思い「ワインが適正な価格で売られないなら出荷しない!」と決めました。

その後、ワインが適正価格になったことで無事に出荷されるようになりましたが、生産するワイナリーが希少性による異常な高騰を嫌っているため、常に適正価格で売買されています。

しっかりと値段に見合った高品質なワインです。

ドメーヌ ドルーアン・ラローズ ジュヴレ・シャンベルタン

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価格高騰が激しいフランス ブルゴーニュ地方の有名ワイナリーでありながら、常においしさに見合った価格であり続ける生産者「ドルーアン・ラローズ」。

非常に丁寧に作られたブドウを、長年培ったノウハウでワインにするため、「ロマネコンティと同じ、ブルゴーニュ地方の高級ワインだな」と感じさせてくれます。

高い品質の割に常に良心的な価格で売買されることから、「ブルゴーニュの良心」と呼ばれることもあるワイナリーです。

このワイナリーの上位格付けワインも、全て味わいに見合った良心的な価格になっています。

いかがでしたか?

高級ワインは飲んでみたいものの、味わいに関係しない要素で値段が吊り上がっているワインは避けたいですよね。

当記事の内容を参考にしていただき、おいしい高級ワインを飲んでみてくださいね。

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