会食でワインを飲むときのマナー講座!スマートにワインを楽しもう!

コラム
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特別な日のデートや取引先との会食など、改まった場で出されることも多いワイン。

そんな時、やはりマナーが気になりますよね。

高級なレストランで出されるイメージのあるワインは、マナーにもうるさいような印象があります。

そこで今回は、オフィシャルな場でワインを飲む上でやってはいけないこと、やってもOKなことを紹介します。

お店に入ってから食事を終えるまで、流れに沿って順番に解説しますので、これを読むだけでスマートにワインを楽しむことができるようになりますよ。

コットン
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難しくないので、スマートにワインを楽しもう!

ワインを注文するまでのマナー

あなたがもてなす側であれば、席についてからワインを注文するまでにも守っておきたいマナーがあります。

できるだけスマートに振る舞えよう、イメージトレーニングしてみてくださいね。

ゲストの好みを聞く

どんな食事シーンにも共通しますが、やはりホストたるものゲストには食事を楽しんでもらいたいもの。

そこで、下記の項目についてはあらかじめ把握しておきましょう。

  • 赤、白、スパークリングなど、どんな種類が飲みたいか?
  • 酸味・渋みなど、苦手なものはあるか?

食事前にあまり細かく聞いてもスマートではないため、最低限これらの事項を確認しておけば問題ありません。

ソムリエに要望を正しく伝える

ワインリストをもとに自分で選べるのであれば別ですが、いきなりワインの名前から味わいを想像するのは難しいですよね。

そこで、ソムリエにおすすめのワインを聞く際のマナーを紹介します。

先ほどゲストに聞いた好みをもとに、ワインに関する要望をソムリエに伝えます。

この時の要望の伝え方をミスすると大きく失敗する可能性もあるため、下記の事項を正確に伝えるようにします。

  • 予算(←重要)
  • (ゲストの好みをもとに)提供してほしいワインのタイプ
  • (グラスの場合)何杯ほど出してほしいか

それぞれ解説します。

最後に模範的な伝え方もお伝えしますね。

予算

ワインは価格にかなりの幅があるため、あらかじめ予算を伝えるのが非常に重要です。

食後にお会計する際、信じられない金額だと困りますし、逆に安価なワインばかり出されても、ワインが料理に負けてしまって楽しめません。

概ね、食事と同額くらいの金額~やや低い程度を予算にすると、料理とワインのバランスが釣り合います。(例えば1万円のコースなら、総額8,000~10,000円程度のワインにします。)

ただし「8,000円くらいで!」と声に出すと雰囲気が台無しになるため、ワインのリストを取り出して8,000円付近のワインを探し、金額を指さしながら「このくらいのイメージのものを提供してほしい」と伝えると非常にスマートですよ。

後述しますが、コースに沿ってグラスワインを数種類持ってきてほしい場合は、同様に価格を指差して「トータルでこのくらいのイメージで~」と伝えます。

提供してほしいワインのタイプを伝える

ゲストの好みをもとに、提供してほしいワインのタイプを伝えます。

例えば「赤ワインで、渋みが強いものは避けてください。」のように伝えると良いでしょう。

もしもゲストの好きなワインの銘柄やブドウ品種を把握しているなら、「○○品種のワインが好きなので、近いタイプで」と伝えるのもGood!

(グラスで注文する場合)提供してほしいワインの数を伝える

高級なレストランでコースを注文する際、「ワインと料理をペアリングで」と注文することができます。

これは「コースで出てくる前菜、魚、肉などに合ったワインを、料理と共に提供してね」という意味。

このような注文方法をする際は、全部で何杯のワインを提供してほしいのかを伝えないと、「思ったより多かった(少なかった)」などとトラブルのもとになることも。

「前菜・魚料理・肉料理に合わせて1種類ずつ、トータルで3杯お願いします。」とか、「前菜には白、肉料理には赤、魚料理はお任せします」のように要望を足しても良いでしょう。

いずれの場合でも、出してほしいワインの数と、トータル費用をいくらぐらいにしたいのかを伝えておくのが重要です。

アペリティフ(食前酒)について聞かれたら対応する

格式高いレストランでは、ソムリエから「アペリティフはいかがいたしますか?」と聞かれます。

全く知らない場合は「あ・・・アペリティフ・・・!?」と焦ってしまいますが、本記事を読んでいただいている方は大丈夫!ご安心ください。

アペリティフって?

食前に出されるお酒で、これからの食事を楽しむために、適度に胃を刺激するために飲む酒類のこと。あまり度数の強くないキール(白ワインのカクテル)やスパークリングワインが一般的。日本の会席料理でも、梅酒やスパークリング日本酒が提供されることも多い。

アペリティフについて聞かれた場合は、「スパークリングワインで」と注文するか、予算に余裕があれば「シャンパーニュで」と伝えると無難ですよ。

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スパークリングとシャンパーニュを混同しないでね!

シャンパーニュはフランス シャンパーニュ地方で作られる高級酒のことだよ!

私のおすすめは、特別な会食であれば「少し甘い飲み口のロゼスパークリング(できればロゼシャンパーニュ)で」と注文すること。

綺麗なピンク色のスパークリングワインは見ているだけで癒され、特別感を演出するのにぴったりです!

ワインを提供してもらう時のマナー

いよいよソムリエがワインを持ってきてくれました。

この時もスマートにふるまうことで、ゲストに満足していただけるかどうかが決まります。

気を遣うタイプの人ほどマナーを守れないことが多いので、優雅に立ち振る舞いましょう。

ソムリエが勧めるまでグラスを取らない

ソムリエがワインとグラスを持ってきた際、気を遣ってグラスをゲストに配ろうとするのはNG!

ワインの提供は全てソムリエに任せます。

というのも、ソムリエはワインの提供をする前に、お客様に楽しんでいただくための準備を色々と行うから。

店にもよりますが、代表的なのは次のようなもの。

  • ワインを抜栓してテイスティング。劣化の有無やデカンタージュの必要性を確かめる。
  • お客様に渡すためのグラスに少量のワインを注いで洗う。
  • ホストテイスティングをお願いする。
  • 問題なければゲストからサーブする。

ホストがグラスを取ってしまうと、ソムリエがベストな状態でワインを提供する邪魔になります。

何もせずに見ておきましょう。

ホストテイスティングを行う

格式高いレストランでは、ホストテイスティングを求められるのが一般的。

ホストテイスティングの目的は「ワインのコンディションチェックをホストにもお願いすること」です。

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味の好みや、ワインの感想を言う場ではないよ!

ブショネと呼ばれる欠陥臭がしなければ、基本的には問題ありません。

そんなこと言われても、臭いなんてわからないよ・・・

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大丈夫、良い方法があるよ!

通常、ソムリエのテイスティング⇒ホストテイスティングという流れで行われるため、ホストが飲む時点で「ソムリエ的にはOKな品質」であることはわかっています。

つまり何もわからなくても、軽く香りを嗅いでから飲んで「大丈夫です。提供してください。」と言っておけば、何の問題もないのです。

もしくは「テイスティングされますか?」と聞かれたときに「ソムリエのテイスティングにお任せします」と答え、ホストテイスティングをスキップするのも手です。

お金を払っているお客様なのですから、専門家であるソムリエに任せてしまえばOKなのです。

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ホストテイスティングはだいたい30秒以内に終わらせよう!

ちなみに「デカンタージュいたしますか?」と聞かれた場合も「ソムリエにお任せします」でOKです。

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ソムリエは、あなたがお客様をもてなすお手伝いをするためにいるよ!

心強い味方だと思って接しよう!

ホストテイスティングについてもう少し詳しく知りたい方はこちらをご覧ください。

乾杯はグラス同士を接触させない

乾杯の際はグラスをカチンと鳴らさない方が無難です。

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鳴らすのがNGというわけではないよ!

単純に高級なワイングラスほど薄い傾向があるため、グラス同士を接触させると破損する恐れがあるため、もし割れてしまうと大惨事になります。

また、格式高いレストランは食器の音が響く傾向にあるため、やや目立つのも△。

目の高さまでグラスを掲げて乾杯しておくのが無難ですよ。

食事中にワインを楽しむときのマナー

食事中も、気にしておくと良いマナーがいくつかあります。

  • ソムリエがこまめにワインを提供しに来てくれるので、その対応。
  • ワインの持ち方や飲み方。

順番に見ていきましょう。

注がれるときにグラスを持たない

ソムリエがワインを注いでくれる際はグラスに触れないようにします。

日本酒やビールではコップを持つことが良いとされていますが、ワインは逆。

実はハイレベルなソムリエほど、ワインを注ぐ際にボトルの高さやワインの出る量をコントロールし、ワインへの空気の含ませ方をコントロールしているのです。

相手がグラスを持つとコントロールが効かなくなり、ベストな状態で注ぐことができなくなります。

注いでもらうときはグラスに触らず、軽く会釈しておけばOKです。

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手酌しない

ビールや日本酒とも一緒ですが、フォーマルな場で手酌するのは避けたいです。

格式高いレストランであれば、ワインが減ってきたらソムリエが注いでくれるため、すこし待っておきましょう。

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でも「すいません、注いでください。」というのはNG!

比較的カジュアルな場では手酌しても問題ありませんが、相手が注いでくれるのを待つとベターです。

口が汚れていたら飲む前に拭く

そこまで気にしなくても良いのですが、油の多い食事を取りながらワインを飲むと、徐々にグラスに白い汚れが付いてきます。

見た目がキレイではないため、フォーマルな場では、口が汚れている場合はナプキンで拭いてからグラスに口をつけると良いでしょう。

ただし、頻繁に拭いているとそれはそれで気になるため、明らかに口の汚れが強いときだけ拭けば問題ありません。

次に紹介する項目と合わせて、頭のすみに置いておいてください。

できるだけ同じところに口をつける

飲んでいくと分かるのですが、特に赤ワインを飲むときは、口をつけたところから、グラスに液が垂れた後が残ります。

このような後があちこちに付いているとなんだか汚い印象になるため、極力口をつける場所を少なくしておくのがベター。

神経質になる必要はありませんが、食事の中盤以降に結構な差が出ますので、気にしてみてくださいね。

グラスを持つときはステム(脚)を持つ

半分正解で半分間違いなのですが、グラスを持つときには脚を持つのが無難と言われています。

「半分間違い」と言ったのは、実は本来のマナー的にはグラスのどこを持ってもマナー違反ではないから。

しかし、世の中的に「ステムを持たなければいけない」と誤って覚えてしまっている人が多いのも事実。

相手がどのように覚えているかわからないので、悪い印象を与える可能性を減らすためにステムを持っておきましょう。

逆に、相手がフォーマルな場でも自信をもってボウル(ワインを入れる部分)を持ったりしていたら、「この人はワインに詳しいかも」と気づくきっかけになるかもしれません。

(おまけ)食後のマナー

あまりに気しなくても良いですが、ディジェスティフ(食後酒)を勧められる可能性があるため、焦らないように準備しておきましょう。

ディジェスティフって?

食後酒のこと。食事後に飲み、胃を刺激して満腹感や胃もたれを防いでくれる作用があると言われている。また、食事の余韻を楽しみながら会話を楽しむ目的も。一般的に、甘口ワインや度数の強い酒類が提供される。

甘口ワインであればフランスのソーテルヌやポルトガルのポート、度数の強い酒であればコニャックなどが提供されることが多いです。

ディジェスティフについては度数が強いものも多いため、無理に頼まずコーヒーや紅茶にしても全く問題ありません。

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フォーマルな場での飲みすぎは避けよう!

いかがでしたか?

ワインは敷居が高い印象がありますが、気を付けるポイントが分かれば恐れることはありません。

スマートにホストを勤められるよう、少しずつ練習してみてくださいね。

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