今回は南アフリカのソーヴィニヨン・ブラン種のワインを飲んだのでレビューします。
南アフリカの中では冷涼な、エルギンという産地で作られたワイン。
この地方を代表するポール・クルーヴァーというワイナリーのものです。
ポール・クルーヴァーは、僕が最も好きな南アフリカワイナリーのひとつ!
ワインのおすすめ度
初心者向け:★★★★☆
飲みなれた人向け:★★★★☆
マニア向け:★★★☆☆
ソーヴィニヨン・ブランらしさがしっかりありつつ、とてもバランスの良いワイン!
ワインの特徴
南アフリカを代表するワイナリー、ポール・クルーヴァーのワイン。
ポール・クルーヴァーは原料ブドウの良さを全面に押し出すこともあれば、木樽の香りをうまく活かし、醸造技術を魅せることもあるワイナリー。
こちらは原料ブドウのポテンシャルをしっかり引き出したタイプです。
ソーヴィニヨン・ブランといえば、ニュージーランド マールボロの爽やかさ全開タイプと、フランス ロワール地方のバランス重視タイプに大きく分かれます。
こちらは、まさにそれらの中間的な味わいで、色々なシチュエーションで楽しめるワインでした。
ワインの味わい
外観
美しく透き通っていて、グリーンがかったレモンイエローです。
このグリーンはブドウの葉緑素おり、若い状態でしか見られません。
ややとろみがあるものの、さらっとしている部類だと思います。
香り
ソーヴィニヨン・ブラン特有のチオール系化合物(パッションフルーツの香り)とピラジン(ピーマンの香りが中心となっています。
少しスワリング(グラスを回す)すると、グレープフルーツやリンゴ、レモングラスなどの香りも。
混じりっ気のないとても爽やかな印象です。
味わい
なんといっても酸味がとても爽やかに、まっすぐに舌に伝わります。
余韻にはややうまみもあり、酸とうまみのバランスでキュッと引き締まって飲めるワインです。
総評
綺麗なソーヴィニヨン・ブランの味わいがダイレクトに感じられ、質の高さを感じました。
ニュージーランドほどフレッシュに振り切っておらず、ロワールほど酸化のニュアンスのない、幅広い料理に合わせやすい印象を受けるワインでした。
合いそうな料理
果実の香りが豊かに弾け、酸味もしっかりあるワイン。
魚介類の生臭さを目立たせることもないため、幅広い魚介料理に合ってくれそうです。
ただ、醤油との相性は良くないため、刺身などとは合わせない方が無難。
オリーブオイルやレモンやスパイスなど、何かしら洋風の要素を付けてやれば、しっかりと合ってくれるでしょう。
また、フレッシュ感がしっかり強いため、フレッシュな野菜と合わせるのも良さそう。
柑橘系の香りも豊かなワインなので、例えば軽くオイルと塩を振っただけの野菜と一緒に飲めば、レモンドレッシングのような印象にもなり、地中海っぽくなりそうです。
特に何も考えずに飲んでも、幅広い料理に合ってくれると感じました。
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