【検証】ワイン版アキネーター!?プロのテイスティングコメントだけでAIは銘柄を当てられるのか勝負してみた

ブラインドテイスティング挑戦記
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YUJI

【プロフィール】
2021年にワインに目覚め、2022年J.S.A.ワインエキスパートに独学で一発合格。2024年からブラインドテイスティング競技を始め、2025年に第1回ドンファンカップ3位。
助手のコットン君と共に、初心者から競技者まで、少しでも役に立つ情報を発信できるように頑張っています。

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YUJI
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こんにちは、ワインエキスパートのYUJIです!

最近、エクセレンス試験の受験やブラインドテイスティングの大会に向けて、イタリアワインを中心に猛特訓の日々を送っています。

そんな中、ふと思いついたんです。

「僕が感じたワインの外観や香りをAIに伝えたら、AIはブラインドテイスティングで正解を出せるのか?」と。

人間(プロ)の感覚と言語化能力 vs 最新AIの膨大なデータ知識。

面白そうなので、実際にAIを相手に「ワイン版アキネーター」をやってみました!

相手にするのは、現時点で最先端のAI、Gemini3.1pro

果たしてAIは正解できたのでしょうか?

いざ勝負!AIからの質問攻めスタート

今回僕が用意したのは、とある白ワイン。

AIにはもちろん内緒です。

AIからの質問に、僕がテイスティングコメントで答えていきます。

みなさんも正解が何なのか、推理しながらお楽しみください!

AIくん
AIくん

第1問!まずは「外観」から。ワインの色合いと濃淡を教えてください!

YUJI
YUJI

白ワインで、濃さは中間的なイエロー。麦わら色とも言えるね。

AIくん
AIくん

なるほど。では第2問、「香り」です。香りのボリュームや、メインのフルーツ、フルーツ以外の要素(花、スパイス、樽など)を教えてください。

YUJI
YUJI

香りのボリュームはやや華やかでセミアロマティック。メインはリンゴや洋梨。フルーツ以上に、スパイスや「火山的な煙っぽい香り」が特徴的かな。樽のニュアンスはないよ。

AIくん
AIくん

「火山的な煙っぽい香り」!これは大きなヒントですね! では第3問、「味わい」です。アタックやボディ、酸味、余韻について教えてください。

YUJI
YUJI

アタックは強めでふくよか。アルコールも高めに感じる。酸の量は多いけど、丸みのあるテクスチャーだね。(マロラクティック発酵はしてなさそう)。フィニッシュに少し塩味と心地よい苦味があるよ。

AIの推理が炸裂!果たして結果は…?

ここまで聞いたAIくん、ついにデータベースがバチッとハマったようです。自信満々に回答してきました。

AIくん
AIくん

分かりました!火山性土壌で、ふくよかなボディと高い酸、そして心地よい苦味……! ズバリ、カンパーニャ州の「フィアーノ(フィアーノ・ディ・アヴェッリーノ)」ですね!? 対抗馬で、ヴェネト州のガルガネーガか、シチリア州のエトナのカリカンテ!!

YUJI
YUJI

おっ、惜しい!!あと2回だけ回答権をあげよう(笑)

AIくん
AIくん

くっ…!イタリアの火山性土壌までは合っているはず……!
それなら、同じくカンパーニャ州の「グレコ(グレコ・ディ・トゥーフォ)」か、マルケ州の「ヴェルディッキオ」でどうだ!!

YUJI
YUJI

ぶぶー!残念! イタリアまでは大正解だったけど、正解は「シチリア州、エトナのカタラット(2023年)」でした!

なぜAIは騙されたのか?プロ視点の解説

今回は惜しくも、AIの敗北となりました。

でも、AIの推理もかなり良いところまでいっていました。

なぜAIはフィアーノやグレーコに引っ張られたのでしょうか?

今回の正解だった「エトナのカタラット」には、以下のような特徴がありました。

  • エトナ特有の火山性土壌が生み出すスモーキーさとミネラル(塩味)
  • 南イタリアの太陽がもたらす高いアルコールとふくよかさ
  • 標高の高さが維持する豊かな酸味

AIは、「樽を使っていないのにふくよか」「高い酸」「心地よい苦味と火山性のニュアンス」という僕のコメントから、南イタリアのカンパーニャ州を代表するパワフルな白品種(フィアーノやグレーコ)を導き出したんです。

論理的な推論としては非常に優秀でした。

しかし、エトナのカタラットの「マロラクティック発酵由来ではない、丸みのある酸のテクスチャー」や、若くても(2023年)しっかりしたボリュームが出るという細かなニュアンスの掛け合わせで、わずかに迷いが生じたようです。

まとめ:AIはテイスティングの「最高の壁打ち相手」

AIとのブラインドテイスティング対決、いかがでしたか?

結果的にAIは不正解でしたが、自分の感じた要素を言語化し、AIに分析させるプロセスは、自身のテイスティング能力を客観視する上でめちゃくちゃ勉強になります。

皆さんも、ブラインドテイスティングの練習に行き詰まったら、AIを相手に「壁打ち」をしてみてはいかがでしょうか?言語化のスキルアップに間違いなく繋がりますよ!

ちなみに今回の正解ワインはこちらでした。

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