失敗しない赤ワインの選び方!4つのタイプに分けて紹介。

初心者必見 赤ワインの飲み方と選び方 味わいのとらえ方 コラム
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赤ワインを見た目や名前で適当に判断して注文しているので、おいしいワインに出会っても、次に同じようなワインを注文することができない。

このような経験はないでしょうか?

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運任せで注文すると、おいしいワインを見つけても次に活かせなくてもったいないですよね。

でも赤ワインの味をつかむことって意外と簡単なので、必要な部分だけを解説します。

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この記事を読めば、

自分がどんなワインを好きなのか、正確につかむことができますよ!

白ワイン編はこちらをどうぞ!

赤ワインを覚えるための考え方 味わいを4つに分類しよう

系統を分類するイメージ

赤ワインを飲むときは品種と産地をセットにして、傾向をつかみましょう。

要素が2個もあると難しく感じますが、同じ品種でも産地によって味わいは別物になります。

最初は「産地が違えば別の品種だ」くらいにとらえてしまった方がイメージが付きやすいですよ。

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もちろん品種ごとの特徴はあるので、慣れてきたら品種の違いと産地の違いをとらえられるようにするのがベターですよ!

初心者は次のように4系統に分類すると、味わいの傾向をつかめるようになります。

赤ワインの味わいを4つの系統に分けた図

それぞれの系統ごとに解説していきます。

濃くて渋みがひかえめなワイン

代表的な品種:カベルネ・ソーヴィニヨン(アメリカ)、シラーズ

合う料理:肉料理全般

合う人:香りから後味までリッチな味わいを求める人。

アルコールが高め(14%程度)でしっかりした味わいがありつつ、ほんのりとバニラのような甘い香りがするため、誰でも飲みやすいワインが多いです。

牡丹のような花の香りとバニラっぽさ、物によってはユーカリのような清涼感もあります。

ほぼ全ての肉料理に合ってくれるオールマイティさをもち、ワイン飲んだなぁという満足感も与えてくれますし、バニラアイスにも合います。

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初心者に一番おすすめできるカテゴリーです。

色が淡くて渋みひかえめなワイン

代表的な品種:ピノ・ノワール、ガメイ

合う料理:比較的シンプルな味付けの肉料理

合う人:ワインといえば優雅な香りと考えている初心者

バラやゼラニウムのような花やラズベリーの香りが組み合わさり、とても華やかでさらっとしたワインがここに該当します。

アルコールも中程度(12.5%くらい)のものが多く、軽快な飲み口と香りを両立しています。

塩コショウのように比較的シンプルな味わいであれば、ほとんどの肉料理に合わせることができます。

一方、軽快なワインが多いため、ソースをかけた肉料理と合わせると、ワインが負けてしまいます。

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とっても優雅で初心者におすすめできるカテゴリーです!

My Wine Club

色が濃くて渋みしっかりなワイン

代表的な品種:カベルネ・ソーヴィニヨン(ヨーロッパ)、メルロー(ヨーロッパ)、シラー

合う料理:ソースのついた肉料理

合う人:結婚式で出るようなワインの香りと味わいを楽しみたい人。

披露宴で赤ワインを注文すると9割方このカテゴリーのワインが出てくるような、ザ・ワインというイメージのワインです。

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この3種であれば、一番丸みがあるのはメルロー、渋みが強いのがカベルネ・ソーヴィニョン、ピリッとするのがシラーです。

伝統的な肉料理であれば大抵は合うようにできていますし、焼き肉でホルモンと合わせれば、渋み成分がホルモンの脂を洗い流して後味がさっぱりに。

ソースやタレが付いていても負けない味わいなのです。

一方、渋みが強めなため、苦手な人も一定数います。

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代表的な味わいなので、初心者にも飲んでほしいカテゴリーです。

色が淡くて渋みもあるワイン

代表的な品種:サンジョベーゼ、カベルネ・フラン、メルロー(日本)

合う料理:シンプルな味付けだが脂の多い肉料理

合う人:重いのは飲めないけど渋さや苦みは平気な人

ちょっとトリッキーですが、さらっと軽快な飲み口をベースに渋みを少々足したワインです。

花の香りはするものの、さっきのカテゴリーとは違って印象は弱く、代わりにピーマンのようなちょっと野菜的な香りがするものも多いです。

バーベキューで野菜と一緒に食べるような肉にはとても合いますよ。

一方、飲み口自体は軽快なため、重めのソースや焼き肉のタレには負けるものが多いです。

軽快な分だけ酸味と渋みをダイレクトに感じます。

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正直、初心者にはちょっとおすすめしにくいカテゴリーです。

初心者におすすめ!赤ワインを飲む順番

初心者が会談を上るイメージ

ここからは赤ワインを飲みなれていない初心者が、赤ワインにチャレンジしていくおすすめの順番を解説します。

ズバリ、以下のような順番が良いでしょう。

①色が濃くて渋みがひかえめ ⇒ ②色が淡くて渋みが控えめなワイン ⇒ ③色が濃くて渋みが強め ⇒ ④色が淡くて渋みが強め

※①と②はどちらからでもOKです。

ワイン初心者にとって、赤ワインの渋みは飲みにくいことが多いです。

そこで、まずは渋みの控えめな品種からトライしていきましょう。

①と②はどちらからでも良いですが、①の方が料理に合わせやすいため、すぐに覚えた効果を実感しやすいのは①です。

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①と②を1種類ずつ飲んでみれば、この時点でだいたい好みがわかると思います。そのまま好みの系統を飲み続けても良いでしょう。

ただ、できれば③は飲んでおくと良いでしょう。

結婚式などのイベントで出されるワインは、ほとんどの場合は「③色が濃くて渋い」のカテゴリーだからです。

①~③のステップを踏めば、ほとんどの場合に困らなくなります。

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さらに踏み込みたい人は④のステップに進むと良いですが、このカテゴリーは初心者に好かれにくいので、面倒であれば省略してしまって良いでしょう。

初心者がやりがちな間違い!ワインを冷やしすぎ問題!

ワインを氷で冷やす写真

白ワインほど顕著ではありませんが、赤ワインでも「冷蔵庫から出してそのまま飲む」ということをしている人は多いです。

これだとどのカテゴリーであっても香りが無くなり、渋さと酸味を中心に感じるワインになってしまいます。

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長期保管をしない場合、ワインセラーが無くても最高気温が25℃未満であれば冷蔵庫は必要ありません。

家の中のいちばん涼しい場所に置いておきましょう。

冷えすぎたワインを何本飲んでもワインの経験値は貯まりませんので、温度は気にするようにしましょう。

初心者が赤ワインを選べるようになるためのおすすめ赤ワイン

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先ほどおすすめしたステップに沿って、勉強になりつつおいしく飲めるワインを紹介していきます!

色が濃いめで渋みがひかえめ アナベラ・ナパ・ヴァレー・カベルネ・ソーヴィニヨン・スペシャル・セレクション

アメリカ カリフォルニアのナパ・ヴァレーという場所で、マイケル・ポザーン・ワインズというワイナリーが造っているワインです。

このカテゴリを代表するカベルネ・ソーヴィニョンという品種でできており、渋みが強くないだけでなく、バニラのようなに香りも混じっているため、非常に飲みやすいです。

アメリカで最も有名な「オーパス・ワン」というワインを造っているワイナリーのご近所さんなので、結構有名なワインです。

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このカテゴリの特徴をよく表しています。

とりあえず困ったらこのワインを飲んでおけば間違いない!くらいオールマイティです。

色が淡くて渋みがひかえめ ラ ヴィ ピノ ノワール ドメーニレ サハティーニ

ルーマニアのムンテニア地方、デアル・マーレ地区でドメーニレ・サハティーニというワイナリーで造られているワインです。ブドウはピノ・ノワール100%。

「ルーマニアってワイン造ってたの?そんなマイナーなところ覚えても仕方なくない?」と思われるかもしれません。

しかしこのワインはフランスでもっとも有名なブルゴーニュのピノ・ノワールと似た味わいで、安くピノ・ノワールの特徴を覚えるにはもってこいです。

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ブラインドで飲むと「フランス ブルゴーニュのピノ・ノワール?」と思えるレベルです。

下手なフランス南部のピノ・ノワールよりずっと繊細で、高コスパです。

色が濃くて渋み強め シャトー クロワ・ムートン

酒類の総合専門店 フェリシティー
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フランスのボルドー地方で、クロワ・ムートンというワイナリーが造っているワインです。

メルローというブドウを中心に、カベルネ・ソーヴィニョン、プティ・ヴェルドというブドウをバランス良く配合し、このカテゴリの代表的な味わいになっています。

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メルローはカベルネ・ソーヴィニョンよりも渋みや酸味がまろやかで、初心者向けの品種です。

(それでも、先ほど紹介したアメリカのカベルネ・ソーヴィニョンよりは渋みを感じます。)

1000円台ではありますが、ミシュランで三ツ星を獲得したアラン・デュカスというレストランでグラスワインとして採用されるなど、価格以上のクオリティを認められているワインです。

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1000円台のボルドーワインでこのクオリティは本当にすごい!

色が淡くて渋みが強め シノン シレーヌ シャルル・ジョゲ

フランスのロワール地方というところで、シャルル・ジョゲというワイナリーが造っているワインです。

カベルネ・フランという品種で造られており、見た目は淡いものの香りからはカベルネ・ソーヴィニョンのようにピーマンのような香りが漂います。

軽い飲み口でありながら渋みを含んでおり、油っぽくなった口中をさっぱりとさせる意味ではもってこいです。

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ハマる人にはハマるかも・・・というワインです。(笑)

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今回は初心者が赤ワインを楽しめるようになるための考え方を解説しました。

次にワインを飲むとき「そういえばこれはどんな系統なんだっけ」と思い出してもらえれば、もう経験値はたまり始めています!

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今回紹介した4系統の味わいは全然違うので、飲み比べてみるととってもおもしろいですよ!

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