ブラインドテイスティングは思考力を鍛える?ワインで集中力・幸福感・五感を高める方法

ブラインドテイスティング挑戦記
記事内にプロモーションが含まれています。
YUJI

【プロフィール】
2021年にワインに目覚め、2022年J.S.A.ワインエキスパートに独学で一発合格。2024年からブラインドテイスティング競技を始め、2025年に第1回ドンファンカップ3位。
助手のコットン君と共に、初心者から競技者まで、少しでも役に立つ情報を発信できるように頑張っています。

YUJIをフォローする

ワインの楽しみ方はいろいろあります。

好きな生産者を追いかける。料理と合わせる。旅先で飲む。仲間と語る。

その中で、僕が今あらためて強くおすすめしたいのがブラインドテイスティングです。

ブラインドテイスティングというと、「品種を当てる競技」「ソムリエやワインエキスパートの上級者がやるもの」というイメージがあるかもしれません。

もちろん、当てる楽しさはあります。

でも、僕はそれ以上に、ブラインドテイスティングには現代人が失いがちな認知機能を取り戻すトレーニングとしての価値があると考えています。

香りを取る。味わいを分解する。記憶と照合する。複数の仮説を並べる。すぐに答えを出さず、最後まで悩む。

YUJI
YUJI

これ、実はかなり高度な「考える運動」なんです。

なお、試験対策としてのテイスティングを先に整理したい方は、ワインエキスパート二次試験のテイスティング対策もあわせて読むと理解しやすいです。

激レアカリフォルニアワインならこちら!
  1. 最初に結論:ブラインドテイスティングは、ワインを使った最高の思考トレーニングです
  2. 現代人は「すぐ答えが出る世界」に慣れすぎている
  3. ブラインドテイスティングは、ネガティブ・ケイパビリティの練習になる
  4. 嗅覚を使う学習は、記憶と結びつきやすい
  5. ブラインドテイスティングは、フローに入りやすい
  6. 五感に戻る時間は、マインドフルネスにも近い
  7. 「当たらないから恥ずかしい」は、まったく気にしなくていい
  8. 地方在住・子育て世代でも、ブラインドに参加しやすい時代になった
  9. 練習するなら、ヴィノテラスのブラインドテイスティング講座が相性抜群
  10. 初心者は、まず「品種だけ」で十分です
  11. ブラインドテイスティングを生活に入れると、ワインの楽しみ方が変わる
  12. 注意点:飲酒量と体調管理は最優先です
  13. よくある質問
    1. ブラインドテイスティングは初心者でも参加できますか?
    2. ブラインドテイスティングは本当に認知機能のトレーニングになりますか?
    3. ワインエキスパート試験にも役立ちますか?
    4. 日本ブラインドテイスティングリーグはどんな人に向いていますか?
    5. ヴィノテラスの講座はどんな使い方がおすすめですか?
  14. まとめ:ブラインドテイスティングは、現代人に必要な「ゆっくり考える遊び」です
  15. 参考文献・参照情報

最初に結論:ブラインドテイスティングは、ワインを使った最高の思考トレーニングです

先に結論から言います。

ブラインドテイスティングは、単なるワイン当てゲームではありません。

不確実なものを不確実なまま抱え、五感を使って考え、最後に自分の答えを出す練習です。

ブラインドテイスティングで起きること鍛えられる可能性がある力根拠として近い研究領域
「シャルドネ?でもソーヴィニヨン・ブランもあるかも」と悩む曖昧さに耐える力、ネガティブ・ケイパビリティ曖昧性耐性、不確実性耐性の心理学研究
色、香り、味、余韻を順番に観察する注意力、観察力、感覚への集中マインドフルネス、感覚注意の研究
自分の仮説を立て、正解発表で振り返る学習、記憶、メタ認知嗅覚訓練、ワイン専門家の嗅覚記憶研究
難しすぎず、簡単すぎない課題に集中するフロー体験、没入感、幸福感フローとウェルビーイングの研究
※スクロールで全ての項目を確認できます。

ここで大事なのは、「ブラインドをやれば必ず頭が良くなる」と言いたいわけではない、ということです。

ただ、心理学や認知科学の研究と照らし合わせると、ブラインドテイスティングには、集中、感覚観察、不確実性への耐性、フィードバック学習、フロー体験といった要素がかなりきれいに揃っています。

YUJI
YUJI

つまり、ワイン好きにとっては楽しいのに、ちゃんと脳を使う。ここがすごく良いんです。

現代人は「すぐ答えが出る世界」に慣れすぎている

今は、わからないことがあれば検索できます。

長い文章はAIが要約してくれます。

動画も、youtubeやTikTokのショート動画なら数十秒で気持ちよく結論らしきものが入ってきます。

もちろん便利です。僕も使います。

でも、便利さには副作用もあります。

短い動画や高速な情報消費が注意力にどう影響するかについては、近年かなり研究が増えています。

短尺動画の利用と注意・抑制制御・メンタルヘルスとの関係を調べたシステマティックレビューでは、短尺動画の多用が注意や抑制制御の低下と関連する可能性が示されています。

ただし、ここは因果関係を断定するというより、関連が観察されている段階です。

AIについても同じです。Microsoft ResearchとCarnegie Mellon Universityの研究では、生成AIを使う知識労働者319名の調査から、AIへの信頼が高いほど批判的思考の実行が少なくなりやすいこと、またAI利用時の思考が「自分で作る」から「検証する・統合する」方向へ移ることが報告されています。

これはAIを否定する話ではありません。

むしろAIは非常に便利です。

ただ、僕たちは「考える前に答えをもらう」ことに慣れすぎると、答えが出ない時間を持ちこたえる力が弱くなる可能性があります。

YUJI
YUJI

例えば、あなたはここまでの文章を読み飛ばしたりAIで要約せずに読みましたか?

ここで出てくるのが、ネガティブ・ケイパビリティです。

ブラインドテイスティングは、ネガティブ・ケイパビリティの練習になる

ネガティブ・ケイパビリティとは、簡単に言えばすぐに答えが出ない状態に耐える力です。

もともとは詩人ジョン・キーツの言葉ですが、現代では医療、教育、組織論、創造性の文脈でも語られます。

心理学では、近い概念として「曖昧性耐性」や「不確実性耐性」が研究されています。曖昧な状況をどう受け止めるかは、リスク認知や意思決定、ストレス反応に関わると整理されています。

ブラインドテイスティングは、この練習としてとても優秀です。

グラスの中身はわかりません。

ラベルも、価格も、生産者も、誰かの評価もありません。

あるのは、目の前の液体と、自分の感覚だけです。

最初に香りを取った瞬間、「これはリースリングだ」と思うかもしれません。

でも、口に含むと酸の出方が違う。

アルコール感を見ると、少し温暖な産地にも思える。

余韻には白桃っぽさがある。でもミネラル感もある。

「リースリング?シュナン・ブラン?いや、冷涼なシャルドネもあるか?」

この悩んでいる時間こそが、ブラインドテイスティングの本体です。

すぐに正解を見ない。

誰かに聞かない。

検索しない。

AIにも聞かない。

自分の感覚と知識を行ったり来たりしながら、最後に「今回はこれでいく」と決める。

これほど現代的なトレーニングは、なかなかないと思います。

嗅覚を使う学習は、記憶と結びつきやすい

ワインの面白いところは、視覚や言語だけでは完結しないことです。

とくに重要なのが嗅覚です。

ワインを学ぶとき、僕たちは「青リンゴ」「レモン」「白い花」「火打石」「バター」「杉」「黒胡椒」のような言葉を使います。

ただし、香りの言語化は簡単ではありません。

品種ごとの香りや味わいの軸を先に押さえたい方は、ソーヴィニヨン・ブランの当て方リースリングの当て方ピノ・ノワールの当て方などの品種別解説から入るのがおすすめです。

だからこそ、ブラインドテイスティングでは、香りを嗅いで、記憶を探り、言葉に変換し、品種や産地の知識と結びつける必要があります。

ワイン専門家の嗅覚記憶を調べた研究では、ワイン専門家はワインの香りに関する認識記憶が優れていることが報告されています。

興味深いのは、その優位性が「香りをうまく名前で言えるから」だけでは説明できない、という点です。

つまり、ワインのブラインドテイスティングは、単なる暗記ではありません。

感覚、記憶、言語、知識をつなぐ作業です。

さらに嗅覚訓練の研究では、嗅覚機能だけでなく、一部の認知機能や感情面に良い影響を示す可能性がレビューされています。

もちろん、ワインのブラインドテイスティングと医療的な嗅覚訓練は同じではありません。

それでも、香りを意識的に嗅ぎ、記録し、比較し、振り返るという行為には、認知トレーニングとしての可能性を感じます。

ブラインドテイスティングは、フローに入りやすい

もうひとつ大きいのが、フローです。

YUJI
YUJI

フローとは、ざっくり言えば、何かに深く没入している状態です。

時間を忘れる。余計なことを考えない。目の前の課題に集中している。難しいけれど、手が届きそう。こういう状態です。

フロー研究では、明確な目標、即時のフィードバック、課題とスキルのバランスなどが重要な条件として整理されています。

ブラインドテイスティングには、これがかなり揃っています。

  • 目標が明確:品種、産地、ヴィンテージ、価格帯などを推測する
  • ルールが明確:外部情報を見ず、感覚と知識で考える
  • フィードバックが速い:正解発表で自分の仮説を検証できる
  • 難易度を調整しやすい:初心者は品種だけ、上級者は産地や年号まで
  • 集中しやすい:香り、味、余韻に意識を向ける必要がある

実際、フローと幸福感の関係については多くの研究があります。

たとえば米国500世帯の生活データを分析した研究では、余暇活動でフローの特徴が強い人ほど、その瞬間の幸福感が高く、フローをより頻繁に経験する人ほど振り返ったときの幸福感も高い傾向が示されています。

つまり、ブラインドテイスティングは「ワインを当てるから楽しい」だけではありません。

没入できるから楽しいんです。

そして、没入できる趣味を持っていること自体が、人生の満足度を上げる可能性があります。

五感に戻る時間は、マインドフルネスにも近い

ブラインドテイスティングをしていると、自然と今この瞬間に戻ります。

色を見る。

香りを嗅ぐ。

口に含む。

酸、甘味、苦味、渋味、アルコール、余韻を観察する。

スマホを見ながらではできません。

頭の中で明日の仕事を考えながらでも、うまくいきません。

この「いま目の前の感覚に注意を向ける」という点で、ブラインドテイスティングはマインドフルネス的です。

マインドフルネスは一般に、現在の経験に意図的に注意を向け、評価しすぎずに観察する態度として説明されます。瞑想プログラムのメタ分析では、マインドフルネス瞑想が不安、抑うつ、痛みに対して小から中程度の改善を示す可能性が報告されています。

もちろん、ブラインドテイスティングは医療行為でも瞑想そのものでもありません。

YUJI
YUJI

ただ、静かな環境で、グラスに集中し、自分の感覚を観察する時間は、現代人にとってかなり貴重です。

ワインを飲みながら、スマホから離れ、五感に戻る。

それだけでも、かなり贅沢な時間だと思います。

「当たらないから恥ずかしい」は、まったく気にしなくていい

ブラインドテイスティングに興味があっても、最初の壁になるのがこれです。

「外したら恥ずかしい」

「自分にはまだ早い」

「ソムリエやワインエキスパートみたいな人しか無理そう」

正直に言うと、外します。

上級者でも外します。

大会で上位に入るような人でも、普通に外します。

でも、それで良いんです。

ブラインドテイスティングの価値は、正解した瞬間だけにあるわけではありません。

むしろ、外したときのほうが学びは大きいです。

「なぜソーヴィニヨン・ブランだと思ったのか」

「なぜ実際はリースリングだったのか」

「酸の質をどう見誤ったのか」

「香りの第一印象に引っ張られすぎたのか」

この振り返りが、次のテイスティングを変えます。

試験で覚えた知識を、実際に使える知識に変えていく作業です。二次試験の全体像を確認したい方は、ワインエキスパート二次試験の対策まとめも参考にしてください。

地方在住・子育て世代でも、ブラインドに参加しやすい時代になった

これまで、ブラインドテイスティングに挑戦する機会は、正直かなり限られていました。

都市部のワインスクールに通える人。

ワイン仲間が近くにいる人。

夜に外出できる人。

そういう人は練習できます。

でも、地方在住だったり、子育て中だったり、仕事の時間が読めなかったりすると、ブラインドの練習環境を作るのはかなり大変でした。

ここが、今年から大きく変わります。

日本ブラインドテイスティング協会の「日本ブラインドテイスティングリーグ」が始まり、毎月1回、自宅でブラインドテイスティングに参加できる仕組みができました。

リーグは毎月1回、月末週の3〜4日間で開催され、教材ワインは50mlの小瓶で自宅に届きます。

参加者は期間中の好きな時間に協会HPのフォームから解答し、大会最終日の翌日12時にランキング、解説動画、統計データが発表される仕組みです。

これはかなり画期的です。

自宅でできる。

子供を寝かしつけた後でもできる。

少量でできる。

全国の参加者と比べられる。

解説で振り返れる。

そして、毎月のリズムができる。

ブラインドテイスティングでいちばん大事なのは、才能ではなく継続です。

月1回でも、真剣に6本と向き合い、答えを出し、振り返る。

これを1年続けたら、かなり変わるはずです。

自宅で練習する入り口としては、白ワインのブラインドテイスティング練習ゲームから始めると、品種ごとの差をつかみやすいです。

練習するなら、ヴィノテラスのブラインドテイスティング講座が相性抜群

リーグに参加するなら、同時におすすめしたいのが、ヴィノテラスのブラインドテイスティング講座です。

理由はシンプルです。

ブラインドテイスティングは、ただ数をこなすだけだと迷子になりやすいからです。

「香りは取れた。でも、そこからどう考えればいいかわからない」

「酸が高いのはわかる。でも、それが産地なのか品種なのか判断できない」

「毎回なんとなく答えて、なんとなく外して終わる」

こうなると、なかなか伸びません。

必要なのは、思考の順番です。

外観から何を見るのか。

香りでどこまで絞るのか。

味わいで仮説をどう修正するのか。

最後に何を根拠に答えを決めるのか。

ヴィノテラスはオンライン特化のワインスクールで、公式ページでも「講座は全てオンライン生ライブ」「復習は動画で」と案内されています。地方在住の方や、仕事・子育てで通学が難しい方にも相性が良いです。

ヴィノテラスの大会や講座の雰囲気をもう少し具体的に知りたい方は、ヴィノテラスブラインドカップ挑戦記も参考になると思います。

さらに、ヴィノテラスでは「山川智美と学ぶブラインドテイスティングの世界」など、ブラインドテイスティング関連の講座が継続的に開催されています。単発で受けやすい講座があるのも、忙しい人にはありがたいところです。

また、ブラインドテイスティング協会会長の鈴木明人さんの本で理論を入れるのも大事です。

でも、ブラインドテイスティングは、実際のワインと結びつけて初めて身体に入ります。

リーグで実戦。

ヴィノテラスで思考法の整理。

本で繰り返し学習。

この組み合わせは、かなり現実的で強いと思います。

初心者は、まず「品種だけ」で十分です

初心者の方は、いきなり産地、収穫年、生産者まで当てようとしなくて大丈夫です。

最初は品種だけで十分です。

主要品種の優先順位に迷う方は、まずシャルドネソーヴィニヨン・ブランリースリングのような出題頻度の高い品種から押さえておくと、ブラインドの仮説が立てやすくなります。

もっと言えば、品種が当たらなくても大丈夫です。

最初にやるべきことは、次の3つです。

  1. 見たこと、感じたことを順番に言葉にする
  2. なぜその品種だと思ったのか、根拠を書く
  3. 正解を見たあと、どこでズレたのかを1つだけ振り返る

この3つだけで、かなり学びになります。

たとえば白ワインなら、最初はこんな感じで十分です。

  • 色:淡いレモンイエロー
  • 香り:柑橘、青リンゴ、少しハーブ
  • 味わい:酸が高い、アルコールは中程度、余韻は短め
  • 仮説:ソーヴィニヨン・ブラン
  • 根拠:ハーブ香と酸の高さ
  • 正解後の振り返り:もしリースリングだったなら、ペトロール香や果実の質を見直す

ポイントは、正解よりも根拠です。

根拠が残っていれば、外しても次に進めます。

根拠がないと、当たっても再現できません。

ブラインドテイスティングを生活に入れると、ワインの楽しみ方が変わる

ブラインドテイスティングを始めると、普段のワインの飲み方も変わります。

YUJI
YUJI

ただ「おいしい」で終わらなくなります。

なぜおいしいのか。

酸がきれいだからなのか。

果実味が熟しているからなのか。

樽の使い方が上手いからなのか。

温度が合っているからなのか。

料理との相性で伸びているのか。

こういうことを自然に考えるようになります。

すると、ワイン選びも上手くなります。

レストランでの注文も楽しくなります。

試験勉強で覚えた知識も、ちゃんと味わいとつながってきます。

一次試験の知識をこれから固めたい方は、ワインエキスパート一次試験の勉強法も先に読んでおくと、テイスティングの理解がかなり楽になります。

そして何より、自分の感覚を信じる時間が増えます。

現代は、評価もレビューも点数も、外側にたくさんあります。

でも、ワインを飲む最後の主体は自分です。

ブラインドテイスティングは、その「自分で感じ、自分で考える力」を取り戻す遊びです。

注意点:飲酒量と体調管理は最優先です

ブラインドテイスティングは楽しいですが、アルコールを扱う以上、無理は禁物です。

  • 20歳未満の方は参加できません
  • 妊娠中、授乳中、服薬中、体調不良の方は飲酒を避けてください
  • 車や自転車を運転する予定がある日は行わないでください
  • 必要に応じて吐器を使い、飲み込まない練習も取り入れてください
  • 正解したい気持ちより、健康と安全を優先してください

ワインは、人生を豊かにするためのものです。

頑張りすぎて疲れてしまったら、本末転倒です。

よくある質問

ブラインドテイスティングは初心者でも参加できますか?

参加できます。最初は品種だけを考えるだけで十分です。大事なのは正解することより、なぜそう思ったのかを言葉にして、正解発表後に振り返ることです。

ブラインドテイスティングは本当に認知機能のトレーニングになりますか?

ブラインドテイスティングそのものが認知機能を改善すると断定できる研究は、現時点では多くありません。ただし、嗅覚訓練、曖昧性耐性、マインドフルネス、フロー体験などの研究と照らすと、集中・観察・記憶・仮説検証を使う活動として、認知的なトレーニング要素は十分にあります。

ワインエキスパート試験にも役立ちますか?

役立ちます。とくに二次試験だけでなく、一次試験で学んだ品種、産地、気候、醸造、熟成の知識を実際の味わいと結びつける練習になります。知識を「使える知識」に変えるうえで、ブラインドテイスティングは非常に有効です。試験全体のロードマップはワインエキスパート試験対策まとめに整理しています。

日本ブラインドテイスティングリーグはどんな人に向いていますか?

地方在住で練習会に参加しにくい方、子育てや仕事で夜の外出が難しい方、毎月の実戦機会が欲しい方に向いています。自宅に50ml小瓶が届き、全国の参加者とランキング形式で比較できるため、継続のきっかけになります。そして役員の方々と何度かお話させていただいたのですが、本当に素敵な方ばかりです。

ヴィノテラスの講座はどんな使い方がおすすめですか?

リーグや自宅練習で出てきた疑問を、講座で整理する使い方がおすすめです。ブラインドは本数だけでなく、思考の順番が重要です。オンラインで受けられるため、通学が難しい人にも取り入れやすいです。地方在住子育て中の僕も、よく受講しています。

まとめ:ブラインドテイスティングは、現代人に必要な「ゆっくり考える遊び」です

ブラインドテイスティングは、ワインを当てる遊びです。

でも、それだけではありません。

曖昧なものを曖昧なまま抱える。

五感を使って観察する。

知識と記憶を総動員する。

自分なりの仮説を立てる。

正解発表で振り返る。

この一連の流れは、ショート動画やAI要約の時代に、僕たちが忘れがちな「ゆっくり考える力」を取り戻す練習になります。

そして何より、楽しい。

ここがいちばん大事です。

苦行では続きません。

でも、ワインなら続けられる人は多いはずです。

今年からは、日本ブラインドテイスティング協会のリーグによって、自宅でも本格的に挑戦できる環境が整いました。

さらに、ヴィノテラスの講座を組み合わせれば、ただ当てるだけでなく、考え方そのものを学べます。

ワインをもっと深く楽しみたい方。

試験後も学びを続けたい方。

自分の感覚を鍛えたい方。

そして、すぐ答えが出る世界から少し離れて、グラスの前でじっくり悩む時間を取り戻したい方。

ブラインドテイスティング、ぜひ一度やってみてください。

外しても大丈夫です。

YUJI
YUJI

むしろ、外したところからワインはもっと面白くなります!

参考文献・参照情報

  • 日本ブラインドテイスティング協会「日本ブラインドテイスティングリーグ」:https://blind-tasting.or.jp/competitions/about
  • ヴィノテラス ワインスクール「講座紹介」:https://school.vnts.jp/course
  • ヴィノテラス公式ショップ:https://vnts.shop/
  • Hao-Ping Lee et al. (2025). The Impact of Generative AI on Critical Thinking: Self-Reported Reductions in Cognitive Effort and Confidence Effects From a Survey of Knowledge Workers. CHI 2025. Microsoft Research
  • Michael Gerlich (2025). AI Tools in Society: Impacts on Cognitive Offloading and the Future of Critical Thinking. Societies, 15(1), 6. MDPI
  • Arouch et al. (2025). The Impact of Short-Form Video Use on Cognitive and Mental Health Outcomes: A Systematic Review. medRxiv. medRxiv
  • Herman et al. (2015). Ambiguity tolerance in organizations: definitional clarification and perspectives on future research. Frontiers in Psychology. Frontiers
  • Croijmans et al. (2020). Wine experts’ recognition of wine odors is not verbally mediated. Journal of Experimental Psychology: General. Oxford Department of Experimental Psychology
  • Dammeyer et al. (2023). Does Olfactory Training Improve Brain Function and Cognition? A Systematic Review. Neuropsychology Review. PMC
  • Isham, Gatersleben & Jackson (2019). Flow Activities as a Route to Living Well With Less. Environment and Behavior. SAGE Journals
  • Goyal et al. (2014). Meditation Programs for Psychological Stress and Well-being: A Systematic Review and Meta-analysis. JAMA Internal Medicine. PMC

コメント

My Wine Club
タイトルとURLをコピーしました