【ワインの開け方】簡単にコルクを抜く方法を解説!

【ワインのコルクが抜けない】ソムリエナイフでコルクを抜く方法 コラム
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ワインを抜く道具、ソムリエナイフ。

初心者には扱いが難しく、慣れるまでは上手に抜けないものです。

ソムリエナイフの正しい使い方を画像付きで細かく解説しますので、順を追って見ていけば必ずコルクが抜けるようになりますよ。

コットン
コットン

特に固いコルク古いコルク用の開け方も解説していますので、そちらもご覧ください。

ソムリエナイフの種類

シングルアクションとダブルアクションのソムリエナイフの違い

ソムリエナイフにはシングルアクションダブルアクションがあり、特徴は次の通り。

シングル
アクション
ダブル
アクション
コルクを
抜くとき
1回で抜く2回に分けて抜く
対象者上級者初級者
メリット抜く動作が
優雅に見える
誰でも
抜きやすい

初心者におすすめなのは、抜きやすいダブルアクション。シングルアクションは高価なものも多くなります。

ソムリエナイフを使ったコルク抜きの基本

それでは、まずは基本の方法をやってみましょう。

なお右利き用で解説しますので、左利きの方は一部の解説を反転してご理解ください。

キャップシールに切り込みを入れる(時計回り)

ソムリエナイフでキャップシールを切る図

まずはソムリエナイフのナイフ部分を使用します。

ナイフ部分を人差し指側から出し、ボトル口部分の段差になっているところにグッと押し付けます。

グラグラしないように反対側を親指で持ってしっかりと固定し、ボトルの口部を握りこむようにします。

しっかりと口部を握りこんだら、指は動かさずに腕全体を引くイメージで、半周ちょっと切り込みを入れます。

キャップシールに切り込みを入れる(反時計回り)

ソムリエナイフでキャップシールを切る図

ソムリエナイフを反転させて持ち、親指の方からナイフ部分を出します

先ほどと同様に、グラグラしないように反対側の人差し指も使ってしっかり握って固定し、腕全体を回すようにして半周ちょっと切り込みを入れます。

※写真は見やすいように握りを甘くしていますが、実際に行う際はもっとギュッと握った方が良いでしょう。

時計回り・反時計回りの切り込みを3回繰り返す

先ほどまでの操作を3回ずつ繰り返します。

※1回ではキャップシールの切り残しが出るので、必ず繰り返すようにしてください。

キャップシール上部に切り込みを入れる

ソムリエナイフでキャップシールを切る図

ナイフ部分で、キャップシールの上部(口部分)に縦の切り込みを入れていきましょう。

1回切り込みを入れればOKです。

ナイフを横にしてキャップシールをめくる

ソムリエナイフでキャップシールを取る図

ナイフを横にして、切り込みを入れたあたりからキャップシールをめくり上げます。

1回できれいにめくれることはプロでもほとんどないので、何度かめくって写真のような状態にしましょう。

写真の状態までいけば、あとはナイフを引き上げればキャップシールが取れます。

キャップシールの破片が散らばることがあるので、口部周辺にある場合はティッシュ等で拭いておきましょう。

ここまででナイフ部分の出番は終了です。危ないのでしまっておきましょう。

スクリュー先端をコルク中央に押し当てる

スクリューをコルクに刺す図

ワインの中央にスクリューの先端を刺します。

いきなり回し始めるのではなく、スクリューの先端をギュッと差し込み、動かなくなるようにしましょう。

左手も使って押し込めばうまくいきます。

スクリューを回す(1周分残す)

スクリューをコルクに刺す図

スクリューをクルクル回してまっすぐ差し込み、最後の1周分残したところで止めます。

コルクを軽く引き上げる

スクリューをコルクに刺す図

図のように、上側のひっかけるところを使い、コルクを1~2センチほど引き上げます。(下図)

コルクを少し引き抜いた図

スクリューを最後まで回す

スクリューをコルクに刺す図

ソムリエナイフを回し、先ほど残しておいた1周分のスクリューをコルクに入れるようにします。

この時コルクが空回りしてしまうことがあるので、指で押さえておきましょう。

上側のひっかけるところを使ってコルクを引き上げる

ダブルアクションのソムリエナイフでコルクを引き上げる

上側のひっかけるところを使い、さらに1センチほど引き上げます。

下側のひっかけるところを使ってコルクが抜ける直前まで引き上げる

ソムリエナイフの力を入れる場所

下側のひっかけるところを使い、コルクが抜ける直前(グラグラするところ)まで引き上げます。

スクリューの真上を持って引き上げるのではなく、ソムリエナイフのお尻の方に力を入れてテコの原理で抜くようにします。

誤ってそのままコルクを抜くと、吹きこぼれる可能性があるので注意しましょう。下図くらいになったら止めます。

コルクを引き抜く直前

手で直接コルクを握って引き抜く

手でワインのコルクを引き抜く

最後は手で直接コルクを握り、クネクネ動かしながら静かに引き抜きます。

この時コルクとビンの間に少しだけすき間を作ってやり、小さく「プシュッ」と圧力を逃がしてやります。

これで基本のコルク抜きは完了です。お疲れさまでした。

My Wine Club

コルクが固い or コルクが古い時の抜き方

先ほどまでの方法で基本は押さえましたが、どうしても固くて抜けないときや、コルクが古くて壊れやすい時があります。

そんな時は、次の方法を行うと抜きやすくなります。

キャップシールを全部取る

キャップシールをソムリエナイフで全部切る

ナイフ部分でキャップシールの裾から切り込みを入れ、キャップシールを全て取ってしまいます。

コルクの中心を避け、少し斜めにスクリューを刺す

中心からずらしてスクリューをコルクに刺す

先ほどは中心部分にスクリューの先端を刺しましたが、今回は少しずらし、コルクに対して斜めに入るようにします。

これによりコルクとスクリューが接する面積が増え、力がかかりやすくなります。

スクリューでコルクを貫通する

コルクの先端からスクリューを少し出す写真

コルクからスクリューが半周分ほど出るまで、スクリューを深く刺します。そのあとスクリューを1周分ほど戻し、突き出た部分がなくなるようにします。

これにより、空気穴を作ってコルクを抜けやすくします。

空気穴を作る目的

コルクの密閉性は非常に高いので、コルクを引き抜いた分だけボトル内部が真空に近い状態になる。これによりコルクがボトル内部に引っ張られ、コルクを抜く際の抵抗になる。空気穴を作れば真空にならないため、コルクの抵抗がなくなる。

ここまで来たら、通常の方法と同様に2段階に分けてコルクを引き上げ、最後は手で持ってコルクを引き抜きます。

My Wine Club

それでも抜けないときは便利グッズを使う

ここまでの方法でほとんどのコルクを抜くことができるはずですが、それでも抜きにくい場合は便利グッズを使いましょう。

例えば古いコルクの場合、次のようなアイテムで抜きやすくできます。

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ソムリエナイフの紹介

ダブルアクションのソムリエナイフ おすすめ

今回使用したダブルアクションのソムリエナイフは以下の通り、1,000円程度のものです。

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この価格ながら使いやすく見た目も良いため、非常にコスパの良い逸品となっています。

入門者には間違いなくおすすめできます。

シングルアクションのソムリエナイフ おすすめ

冒頭の写真にも載せましたが、私が使用しているシングルアクションのソムリエナイフもご紹介します。

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値は張りますが、ナイフ部分の切れ味・スクリューの刺しやすさ、抜くときの力のかけやすさ・見た目の高級感など、どれをとっても大満足できる逸品です。

シングルアクションなので初心者にはおすすめできませんが、これからワインの世界に入っていきたい方には間違いなくオススメできるものです。

コットン
コットン

コルクを抜くのは難しいけれど、一度やり方を覚えてしまえば簡単に抜けるようになります。

最初は練習だと思って、上達していくのを楽しんでみてください。

コットン
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そもそもコルクを抜くのが面倒であれば、スクリューキャップにするという手もあります。

>>スクリューキャップとは? も合わせてご覧ください。

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