大会対策で難しいのは、知識を増やすことよりも「次に何を練習するか」を決めることかもしれません。候補を全部追えば、時間もボトル代も足りなくなります。だからこそ、過去の出題は眺めるだけで終わらせず、次の1本を選ぶ材料として使いたいところです。
BTラボの大会データベースは、国内のブラインドテイスティング大会で出題されたワインを、品種・国・地域・原産地呼称・大会シリーズ・開催年などから調べる機能です。ランキングで傾向をつかみ、個別出題で根拠を確認し、最後に練習テーマを一つ決める。この順番で使います。
2026年9月18日時点で公開範囲は、FREEが30問、PROが388問です。まずはFREEで検索から個別出題まで開いてみてください。30問の範囲では比較しにくい大会や産地が出てきたら、そのときにPROの収録内容を確認すれば十分です。
BTラボは、CB Winesを運営する私(YUJI)が開発・運営しています。大会DBも、出題数を見せることが目的ではありません。過去のデータから、次に飲むワインを決めるための道具として作っています。
過去の大会に出題されたワインの傾向を分析し、次に練習すべきワインを見つけられます。
大会DBで、迷いを練習テーマに変える
| こんなとき | 迷いやすいこと | 大会DBで行うこと |
|---|---|---|
| 最初の品種を決めたい | 候補が多く、いつも同じ品種を選んでしまう | 主品種ランキングから気になる品種を一つ選ぶ |
| 品種と産地を組み合わせたい | シャルドネなら、どの国・地域を比べるか迷う | 品種に国・地域・原産地呼称を重ねて検索する |
| 参加する大会に近づけたい | 大会ごと、年ごとの出題を分けて見たい | 大会シリーズと開催年で絞り、個別出題でラウンドを確認する |
| 集計の根拠を読みたい | ランキング上位の品種が、実際にどう出題されたか知りたい | 品種構成・信頼度・情報源・確認根拠まで開く |
最初から細かな条件を決める必要はありません。ランキングで入口を一つ選び、必要な条件だけを後から足していくと、検索で迷いにくくなります。
大会DBは、この順番で見る
1. 主品種ランキングから、一つだけ選ぶ
画面上部には、選んだ条件に連動する主品種ランキングが表示されます。まずは上位10件を見て、気になる品種を一つ選びます。もっと広く見たいときだけ全件表示へ切り替えれば大丈夫です。
ここで数えているのは、主品種が確認でき、集計対象として扱える問題です。ブレンドを含む登場回数とは意味が違います。順位だけを切り取らず、画面に示される集計条件も一緒に確認してください。
2. 条件を一つずつ足して、範囲を狭める
キーワード、主品種、国はすぐに選べます。詳細条件を開けば、地域、原産地呼称、大会シリーズ、開催年でも絞り込めます。
たとえばシャルドネの産地差を練習するなら、主品種でシャルドネ、国でフランスを選びます。そこから地域や原産地呼称を足し、比較する2地域を決めます。0件になったら、最後に加えた条件を一つ外してください。検索は、細かくするほど良いわけではありません。
3. 個別出題を開き、数字の根拠を読む
検索結果のカードを開くと、ワイン名、品種構成、開催年、ラウンド、国・産地、信頼度、情報源、確認根拠を読めます。ランキングの数字だけをメモするより、「この出題から、次は何を飲むか」を一言残すほうが練習につながります。
同じ品種で国や地域の違いを整理したいなら、見つけた候補から2本を選んで比較試飲へ。飲み終えたら個別出題へ戻り、最初に立てた仮説と自分の印象を見比べます。過去データが、自分の判断を振り返る材料に変わります。
4. 条件付きURLを残して、続きから始める
検索条件はURLに残ります。ブラウザの戻る・進むでも状態を復元でき、条件付きURLの共有も可能です。検索結果は24問ずつ表示されます。
短時間の日は、ランキングから1品種を選び、個別出題を1問開くところまでで構いません。毎回ゼロから探し直さず、次の練習へ戻れる形を残しておきます。
コットン君
ランキングを見たら、最後に「次の1本」を決めよう。数字を眺めて終わらなければ、今日の検索がそのまま次の練習になるよ。
FREEとPROで見られる範囲
| 項目 | FREE | PRO |
|---|---|---|
| 大会DB | 30問・8シリーズ | 388問 |
| ランキング | FREEの公開問題を集計 | PROの全問題を集計 |
| 検索条件 | 品種・国・地域・原産地呼称・大会シリーズ・開催年など | |
| 個別出題 | ワイン・品種構成・開催情報・信頼度・情報源・確認根拠 | |
公開ページに出る「全体データの参考ランキング上位5件」は、FREE30問の検索結果とは別の表示です。実際に条件を変えて検索できる範囲は、利用状態に応じてFREEまたはPROとして表示されます。
まずFREEで「ランキングから1品種を選ぶ→個別出題を1問読む」まで試してみてください。
見つけた課題を、別の練習へつなぐ
大会DBでテーマが決まったら、次は課題に合う機能へ移ります。
| 見つけた課題 | 次に使う機能 | やること |
|---|---|---|
| 出題された年号の幅が曖昧 | Vintage Master | 現行VT・出題予想VTを確認し、4択で思い出す |
| 競技形式で観察をまとめたい | コメントトレーナー | 外観・香り・味わい・総合評価を順に記録する |
| 品種・産地の実例を比べたい | 動画ライブラリ | 条件に合う動画を探し、推論の組み立てを比べる |
1本の比較試飲、5問のヴィンテージクイズ、1杯分のコメント練習。検索のあとに、どれか一つまで進めてみてください。データを読む時間と、グラスで確かめる時間がつながります。
PROの料金と、始める前に確認すること
PROは、月額380円(税込)・毎月自動更新で、新規申込を受け付けています。FREEで「もっと広い大会や産地を比べたい」という課題が見えてから検討してください。
PROには大会DB388問のほか、Vintage Master 1,921件、原産地呼称マップ502呼称・参考地域6件、コメントトレーナーの競技モードなどが含まれます。まずFREEを使い、広げたい範囲を一つ決めておくと、自分に必要かを判断しやすくなります。
申込前に、料金ページで利用条件と規約を確認します。国内居住・国内利用、毎月自動更新、継続中の申込時料金の維持、解約後も支払済み期間の終了まで利用できること、日割り返金の扱いなどが掲載されています。
大会DBの数字を、予想と取り違えない
大会DBは、収録済みの過去データから練習の順番を考えるための機能です。国内大会をすべて網羅するものでも、次回の出題を保証するものでもありません。個別ページの信頼度・情報源・確認根拠まで読んで使ってください。
収録数や料金は変わることがあります。この記事の収録数と料金は2026年9月18日の確認内容です。申込前にはBTラボ側の最新表示を確認してください。
最後に、個別出題を1問だけ開く
大会DBでは、ランキングを見る、条件を絞る、個別出題の根拠を読む、次の1本を決める。この4段階をFREEから試せます。
今日は苦手な品種を一つ選び、出題を1問開くところまで進めてみてください。その1問から、次に飲むワインが決まれば十分です。




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